Deux Moulins

芸術鑑賞の忘備録とか

【雑記】2020年を振り返る

「今年が始まらないうちに終わりに立っていた by. 昌磨さん」

というわけでお久しぶりですこんばんは。2020年も残すところあと僅かとなりました。例年にも増してあっという間でしたね。昨年に倣って今年も誰得の総括をしようと思います。

…といっても振り返ることほとんど無いんですけども。早い話、1~3月の雑記とほぼ同じなので…

fra5la.hateblo.jp

全部、コロナのせいだ!!!

出来事

1月

面接やセミナーに行く傍らなんだかんだ芸術鑑賞もする。小学生の頃ファンだった某気象系グループの回顧ブームがなぜか急に自分の中で起こる。

2月

部活の公演に出る。志望企業に内定をいただき就活が終わる。さあ遊ぶぞと思ったらおや…コロナ…?

3月

日本でも本格的にパンデミックの影響が出て来る。遠くに行くのが怖いのでひたすら近所のお散歩をしていた気がする。

4月

緊急事態宣言でおうち生活の中オンラインの授業と部活がスタート。動画広告でたまたま流れてきた「Mela!」を聴いて緑黄色社会にハマる。

5月

外出もしないくせにコスメとスキンケアグッズに凝り出す。年始に再燃した某気象系から雪男ジュニアと芋づる式にハマっていく。

6月

オンライン中心の生活にも慣れ始める。もともとインドア人間だったので自粛生活が割と充実していると気づく。昔練習していた教材を引っ張り出してピアノの練習をしていた。

7月

ある時Abemaで見た藤井二冠の対局がきっかけでにわか観る将になる。

8月

近所のホテルに家族で泊まってせめてもの夏休み気分を味わう。

9月

夏の集中授業でルーマニア語を勉強する。部活の対面活動が再開する。卒論の中間発表会に向けて自分を追い込む。

10月

内定式に出る。受ける予定だった資格試験が中止となって気が抜ける。

11月

卒論で詰まって精神がやられた結果、なぜか自室のインテリア改造にこだわりはじめてQOLが上がる。

12月

卒論をなんとか完成させる。全日本と全露の熱い戦いを見てスケート熱を取り戻す。


こうして見ると、就活→卒論、という4年生にありがちなスケジュールに加え、いろいろなことに目覚めていました。ハマっているジャンルの供給が減った結果縦に掘り下げられなくなった分、横に広げることで心のバランスを保とうとしていたことがよく分かりますねぇ。人生何があるか分からないものだ。なんだかんだでスケート沼に戻ってこれた自分に正直ホッとしてたりもしています。

全体的には、今まで以上に自分の行動を考える機会が増えた1年でした。正解が分からない世の中で、他人との交流も減る中で、何をしたいのか?何をすべきなのか?自問自答をずっと繰り返していたように思います。一学生として、学び続けられることや一緒に過ごしてきた友人の有り難みも痛感しました。

描いていた通りではなかったけれど、今後人生を振り返っても必ず必要な1年間だったと言えると思います。

鑑賞したもの

スケート

10月

  • JO

終わり。全Jr.もN杯も全日本も行きたい気持ちがなかったと言えば嘘になると思います。ただ、感染対策を気にする心の負担と生で演技を見る感動を天秤にかけた結果自分は前者が勝ったのでこうなりました。

その分、浮いた時間で就活中に見られてなかった試合を振り返ったり、ブロック大会などを配信でじっくり視聴したりできたのは良かったと思っています。なんだかんだスケオタ生活そのものは充実していた。

バレエ

1月

4月

12月

ミュージカル

1月

11月

オペラ

1月

2月

11月

美術館

1月

8月

  • tupera tuperaのかおてん.@PLAY! MUSEUM
  • たまびらき―たましんの日本近代美術コレクション―@たましん美術館

9月

  • 宮廷画家 ルドゥーテとバラの物語@八王子夢美術館

11月

演劇

8月

10月

  • ROCK READING「幸福王子」@シアター1010

ライブ

2月

Pentatonixのライブはいろいろ中止になる前ギリギリだったので行けてよかったなぁ。全体でダントツ見れてよかったのは四季のオペラ座ですね。音楽鳴り始めたと同時にありとあらゆるスケーターの演技がよぎって織田信成さんもびっくりの号泣具合でした。マスクしていて良かった。来年はもっとここにたくさん書けるような1年になっているといいんですけどね…

映画

去年のもっとやりたいことに映画って書いた気がする。全然見れてなかった…ごめん去年の自分。最近U-NEXTも契約したので来年はもっと見たいです(フラグ)。黄金のアデーレが歴史物としても法廷物としても人間ドラマとしても中身が濃くてとても良かったです。

買って良かったもの

ヨガマット & 筋膜ローラー

運動不足を解消すべく自粛期間中に購入。それまでは筋トレするときとかはタオルで凌いでいたのですが、やっぱり専用のものがあると違いますね。感触も良いですしやる気もアップしました。部活の練習時に腰と膝をやられた話は以前どっかで書いた気がするのですが、ストレッチのときにフォームローラーを導入したことでかなり改善されました。ちなみに真凜ちゃんとお揃いのやつです。スケオタなので(キリッ)

www.instagram.com

MacBook Pro

元々MacBookを持っていたのですが学割が効くうちに買い換えておきたいと思い、給付金の一部も使って購入しました。ちょうどその後部活の動画編集作業があったのでProのスペックの高さが役立って良かったです。スケオタ的には複数ライストを立ち上げながらオンリザを開いて実況を読んだりしていても動作が安定しているのが助かります。

iPad Pro & Apple Pencil & Procreate

そうです、私完全にりんご族になってしまいました。ライスト視聴とイラストが描きたくて購入。今年描いたファンアートは全部iPad+Procreateで描いています。初心者でも使いやすい操作性でとても楽しくお絵かきできました。卒論で使ったコーパスのPDFファイルに直接書き込んで手作業チェックが出来たり、辞書アプリをダウンロードして電子辞書がわりにも使えたり何かと重宝しています。

PCスタンド

これがあるのとないのだとQOLが全然違うかもしれない。長時間PCを使うときの首と肩の負担がかなり改善しました。ついでにPCが浮くぶん下にスペースが出来るのでノートや教科書を開いて広げることも可能になり、オンライン授業主体だった今年は大活躍でした。

やって良かったこと

PC16タイプ診断

去年のやりたいことに入れていたのを無事実行。4タイプでは冬だったのが、16タイプでは1st冬ビビ2nd春ビビという結果に。意外ではなかったのですが詳細な結果が分かってイメコンオタク的にはめちゃくちゃ楽しかったです。

あっイメコン記事ですか…?(誰も聞いてない)なんか素人があれこれ書いていいのかなーと思ったり予想に自信なくなっちゃったのもあってお休みしてます…いつかまた書くかもしれないし、書かないかもしれない。

三行日記

自粛期間入ってから、毎日何やったか記録しておかないとあっという間に時間だけが過ぎちゃうだろうなと思って始めました。といっても三日坊主なのでなるべく負担のかからないよう三行でその日の幸せだったことを書くだけにしています。その結果内容がほとんどその日食べたご飯の話になってしまい、ただの食べログと化してしまいました。でも幸せなのでオッケーです。

部屋の模様替え

11月の出来事でも書いたのですが、ある日いきなり雷が落ちたように部屋の模様替えに目覚めました。今思えば卒論からの現実逃避なんですが、いろいろ頭がごちゃごちゃしてしまうのは部屋がごちゃごちゃしていたからだ!と思い至ったのは正解だったな〜と思います。片付けと勉強机の配置を変えたのが結果として心の平穏に繋がり、その後みるみるやることが捗りました。そしてついでに家具を買い換えたりインテリア雑貨を買ったりなんなりしているうちにお金は飛んで行ったよ…。後悔はしていないよ…。

ヘアカラー

就職したら思い切った髪色に出来ないな〜ということで毛先をブリーチしてラズベリー色にしてみました。なんでこの色かというと、昨シーズン赤髪が似合っていたメドちゃんの影響です。推しと同じ髪色、最高にハッピーになれました。オススメ。ですがこの色ってなんか某流行りのアニメのキャラにも似ているらしいですね。幸い私は一度も「意識してるんだよね?」聞かれたことはなかったのですがちょっと恥ずかしかったです。

Trelloでのメモ管理

今までは舞台鑑賞の記録を手書きでノートに残していたのですが、ブログも書いているわけだからいっそ全部デジタル化してしまおう!ってことで今は映画・舞台・読書・スケート観戦諸々のメモを全てTrelloというアプリケーションで管理しています。

trello.com

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これの何が良いかというと、見たい映画とか読みたい本とかをカード形式で並べて、チェックしたら見た・読んだ方のリストにD&Dで移して、メモに日付と感想をつけるというフローがとても簡単に出来るところです。関連リンクをメモがわりにつけておいたり、美術展なんかは会期末を忘れないように期限設定をすることもできます。細分化し過ぎず、ざっくり管理することで飽きっぽい私も続けられています。見返すと自分だけのアーカイブが出来ていて楽しむことができます。気になった方は良かったらTrello使ってみてください!

というわけで総括はこれくらい?う〜ん、今年もまとまりのない内容になってしまったなぁ。まあいいや。

おわりに

2020年お世話になった方、このブログを読んでくださった方、本当にありがとうございました!

あまり記事は更新できませんでしたが、2021年はもう少し中身のある記事とかスケート小ネタとか推し演技のダイマとか書くんじゃないかな…多分…(来年の自分に丸投げ)

春からは社会人ということで、更新頻度はさらに落ちるかもしれませんが元気な限り続けていきま〜す!

良かったらこれからも覗いてやってくださいませ。では!

【観戦日記】ジャパンオープン2020

やっぱり試合観戦っていいな!

さて、久々の更新ですが今回は木下グループカップ フィギュアスケートジャパンオープンに行ってきたので簡単にレポをまとめておきたいと思います。こんなご時世なものでなかなか試合観戦が叶わず、実に10ヶ月ぶりの生観戦でした。運営側も様々な対策を講じてくださり、かなり安心して観戦することが出来たと思います。

www.tv-tokyo.co.jp

コロナ禍初の有観客試合ということで、まずは実際行ってみてどうだったか?という観点から書こうと思います。NHK杯など今後の試合を観戦される方の参考になれば幸いです。

気づいたのはこんな点でした。

  • 全員マスク必須
  • 外の柱ポスターや看板などの掲示は一切なし(なのでほぼ何もないところにお客さんが吸い込まれていく状態で秘密の集会みたいでした笑)
  • 入口で検温あり(手首に検温器をかざす)
  • (ちなみにCOCOAはインストールしてますが、特にスタッフに画面を見せたりといったチェックはなし)
  • 半券は自分でもぎる
  • スタッフは皆フェイスシールドとマスク
  • 個人情報(名前、メールアドレス、電話番号、席番)をQRコードのリンクから登録、登録画面をスタッフに見せると会場奥へ進める
  • 会場内は人もまばらでスイスイ歩ける ここは本当にたまアリ?
  • グッズやパンフは会場内販売のみ
  • プレゼントやバナー禁止
  • 消毒液が至る所にある
  • お手洗いは普通にある(今回は入ってないけど多分乾燥機とかは使用禁止になってる?)
  • 席は一個置きな上に使わないブロックや売れなかった席もあるのか、空席ばかり
  • 気温は人が少ないから寒いかと思ったけど普通@200レベル
  • 会場内扉は(たしか)開けたまま演技
  • 大声での声援禁止→実際は小声でも上げている人ほぼいなかったです
  • チームごとのキスクラは一人ずつアクリルで区切られてる
  • 表彰式のメダル授与なし、花束は選手自身がお盆から取る
  • 退場は列ごとにアナウンスされてから
  • その他: 周辺のお店が無くなったり入れ替わったりしててビビった

挙げたら意外と多かった。とにかく人が少なくてびっくりしました。入場してから席に着くまでにやることがいろいろ増えたという感じですね。自分含め会場にいた全員がこのまま無事健康でありますように…!

さて、こっからは普通に試合の感想になります。リンクには先日のネーベルホルン杯ですっかりお馴染み、くら寿司広告が登場(ありがとうございます!)

選手入場では、おきまりのチームごとのポーズやわちゃわちゃがなくて寂しかったですね…仕方ない(・ω・`)

観た順にツイートを混ぜつつ。

男子シングル

ルーカスくん(レッド)

ずっと気になっていたルーカスくん初めて見れました。生で見ると滑りもジャンプもふんわりしっとりしていてなんか美味しそうな感じ。

プロは持ち越しで、これまでベスト衣装だったりベストなしだったりしましたが今回はキラキラのジャケットになっていました。いいよ〜

終わってみたらなんと男子1位ですよすごい!3Aや3Lz-3Tといった得点源を含めトリプルで大きく崩れなかったのが大きいですね。

洸彬くん(ブルー)

重厚な滑りが健在。全日本では決まらなかったラストジャンプもなんとか堪えて締めてくれました。JOにやってくるチームジャパンのプロ選手、みんな4T挑んでくるのすごすぎん?

龍樹くん(レッド)

すごく軸が細いジャンプでした。手先でも優美さを醸し出していました。

草太くん(ブルー)

衣装がキラッキラで6練の時から会場が声にならないざわつきを起こしていたのが面白かったです笑。全然関係ないけどチームブルーのジャージ似合いすぎ大賞あげたかった。

ゲスト

会場が暗くなって映像開始。2人とも簡単なメッセージのあとに今シーズンのSPを滑ってくれました。おそらくホームリンクで撮った映像。映像には音楽の音しか入っていませんが、会場のお客さんの拍手によって本当にリモートで披露しているみたいに見えて素敵だな〜と思いました。もともとは多分ノースアメリカとして招待予定だったと思うので、生で見たかったなーと思いつつ、映像楽しませてもらいました。

ベルちゃん

リッポン振り付けのエモーショナルなプログラム。2A 3F-3T 3Lzの構成。爽やかキュートな安定のベルちゃんでした。放送されなかったってまじすか?なぜ???

ネイサン

いやもうすごすぎるwww誰も止められんww

動きの停止や溜め、そこから緩ませるといった音の捉え方が絶妙で見るものを飽きさせないムーブメントの連続でした。今シーズンもかっこよすぎるぜ!

女子

千聖ちゃん(レッド)

とにかく表情や動きが遠くからでも明瞭でした。ジャンプにミスが出ましたが後半の立て直しお見事でした…!

陽菜ちゃん(ブルー)

これ、3Aのタイミングが曲の静かになったところなので決まるとめちゃくちゃかっこいいと思うんですよ。今回は惜しくもfallでしたがぜひ決めて欲しい!決まったジャンプはとてもシャープで調子良さそうだったので今後が楽しみ。

真瑚ちゃん(レッド)

エメラルドグリーンのお衣装、生で見てもキラキラで似合ってて美しかったです。冒頭のルッツはかなり迷ってコンビネーションにせず。後半はびゅーてぃふぉーな3Lz-3T-2Tが入りました。スケートがスムーズで気持ちいい〜。チャーミングで、甘酸っぱく、癒される…彼女の個性そのもののようなプログラムだなと思います。

ここでレッドがブルーを追い抜いたのでめちゃくちゃ良い試合展開になりました…!

ゆは菜ちゃん(ブルー)

は〜〜〜このプログラム本当に魅力的。彼女のコメディエンヌっぷりが遺憾無く発揮されていました。特大ジャンプが決まればさらにエンターテイメントとしてインパクトの強いものになるのではないでしょうか。

和愛ちゃん(レッド)

全日本ぶりの生シクリアダスシニアバージョン、非常に良きでした。DOIの時にはタノっていましたっけ?いなかったような。プログラム全体の中で良いアクセントになっていました。ルッツトウの幅はつくづくおばけです。トウで蹴った途端にびよ〜んて跳んでいく感じでした。

新葉ちゃん(ブルー)

ついに!3A!片足で降りましたよ!会場中が「(叫びたいけど叫べない…!)」という空気感になりました。もどかしいね。3Lz-3Tや3Fからの三連も6練の時からキレッキレで本番でも抜群だっただけに他のトリプルの抜けが悔やまれるのですが、それはまた次回のお楽しみということで。生き生きと良い表情で滑っていたのが印象的でした。


終結果はぴったり4点差でチームブルーの勝利。中間発表の度に1位2位が入れ替わって本当に面白い試合でしたね。

全体的に、大声で声援を送れない・バナーを掲出できない・プレゼントを贈れないという不自由さの中で少しでも選手を応援したいというファンの気持ちが大きな拍手や手持ちバナーに出ていて、同じ一観客ながら心が温まりました。

久々の、生のスケート鑑賞とても楽しめました。次の試合観戦はいつになるか分かりませんが、少しでも早くみんなにとって不安のない日が来ますようにと願ってます。

【スケート雑記】Giuliaアワード2019-20

選考基準はただ一つ!主観!!

というわけでまたまた久しぶりの更新となりました。

今回は2019-20シーズン大晦日ということで今シーズンの好きなプログラムを某連盟に倣ってアワード方式で発表しようと思ったのですが、賞とか順位をいろいろ考えているうちに「ええい!選べん!みんな好き!!」となってしまったので、ただただひたすら今シーズンの好きプロを垂れ流していきます。

(あ、一応賞は考えていたのでいくつかまとまりに分けて紹介しますね)

ISU主催大会で披露された演技が中心です。

さて、発表に参りましょう〜


ここら辺は新人賞といいますか、今後の活躍が楽しみな選手が中心ですね。町田樹さんに倣えば「プロミス賞」かな?(参照:フィギュアスケートTV)

佳生くんアイスショーなどで拝見していたものの、これまでちゃんと競技プロを見る機会がなかったんです。しかし今シーズンのサマートロフィーで初めて生で演技を見て、「なんて綺麗な軸でジャンプを跳ぶ子なんだ…!」と感動しました。このRISEではビートを気持ちよく拾っていて、彼の音感の良さも生かされていると思います。

ヘインちゃんは韓国女子の標準装備とも言える爆裂3Lz-3Tに加えて回転不足の不安のなさ・クリーンなエッジ・スピンのレベル取りの鬼・音楽に合わせた巧みなフットワークと強みが揃いまくったオールラウンダーだな〜と思います。ファイヤーダンスではその魅力が存分に発揮されていますよね。個人的には韓国選手権の時、ラストのスピン前にジャッジに向かって手でハートを作っていたお茶目さが好きでした♡

りくりゅーがこんなにデビューシーズンから強さを発揮するとは嬉しい予想外でした。すでに要素を決めるだけではないトランジションや表現面での工夫が見られて、どこまで高みを見せてくれるだろうというワクワク感があります。Fix Youでは「Tears stream〜」という歌詞に合わせて行われるデススパイラルが、涙が落ちた後の波紋のように見えてとっても好きな要素なのです。

パンリロを初めて見たのは、確かJGPSでのツイストジャンプを切り取った動画か何かだったと思うのですが、「空から女の子が降ってくる」という状況が現実に繰り広げられている様に茫然としました。ツイストを取り上げられることが多いですが、スロージャンプもあり得ない高さでこれCG?と疑うレベルです。いまだに疑っています。一度生で見てみたい。

グリパーはどちらも前はきょうだいカップルを組んでいた同士ですね。試合を追うごとに面白いくらい同調性が増していく様が印象的でした。FDでは女性の衣装の印象からかなり獰猛な表現が繰り広げられるのかと思ったのですが、実際はサラッとエレガンスでくどくない!その意外性が記憶に残っています。

ヨンヒョンくんユース五輪で知りました。なんていうんだろう…韓国のルーカスくん的な。スマートで上品な、でも痒いところに手の届くような気持ちいいムーブメントをする子だな〜と見とれてしまいました。上下白というちょっと勇気のいる衣装もバッチリ着こなしていて、お洒落さんだなー!と思いました。今後もいろんな衣装を着ていろんなジャンルの音楽で滑って欲しい。

梓沙ちゃんのSPのStSqはもう…何回見ても"""ヤバイ"""ですよね…ええ…これはもう私の語彙力じゃ言い表せないので見てもらうしかない…かの有名なチャルダッシュですが、彼女が滑っていく様子を見て作曲されたのかと思うくらい、身体と音楽とが一体になっているなと思います。青を基調とする中に黄色とお花のアクセントが効いたお衣装も素敵〜!

ラマショワさんは遅ばせながら世界ジュニアで知りました。なんでもっと早く見てなかったんだろう…。第一印象はジャンプの軸が細い!!というところで、しかもタノやリッポンの腕がはちゃめちゃに綺麗なので、もう彼女がジャンプを跳ぶとお花が咲くように見えるですよね。滑り終わる頃にはお花畑。エッジが気持ちよくギュイーンと伸びるのも気持ちいい。なんでもっと早く見てなかったんだろう…。

ウィソヨンさんを認識したのは忘れもしない、クールシュベル…まだ夏の暑さしつこく残る8月、JGPSの初戦をワクワクしながらライストで眺めていた時、高原に咲く一輪の花のように凛とした佇まいの少女がウィソヨンさんでした。打楽器の響きを生かすため音のないパートもある、ジュニア選手が滑りこなすには少し難しいかな?という曲を見事に自分のものにしていて、驚きました。

うたしん…今シーズンお心を最も捧げたスケーター達であります…彼らについては別記事で書いているので詳しくはそちらを見ていただきたいというところですが、私は彼らのおかげで長年気になりつつもルールを覚えることができず深みに突入できなかったダンス沼に本格的につかることが出来ました。スケオタ人生の中でも運命的な、一生忘れられないカップルになると思います。あ〜重い!でも大好きなんだ!!

どんどんいくよ〜


この二つは名前をつけるならカムバック賞ですかね。

ハンヤンのカムバックは本当に嬉しかったです。また彼の3Aを、3Lzを、スケーティングを、演技を、氷上で見ることができただけで感無量でした。選曲がララランドなのは完全に泣かせにかかってます。アシュリーといい、ベテラン選手のララランドには無条件で涙腺が崩壊するようになってしまいました。いつもなら爆破したい!と言ってしまう天井カメラも、ここでは映画のワンシーンのようでありだなと思いました。

ナムくんは休んだシーズンこそないものの、昨シーズンのGPSでは表彰台まで後少しというところでした。しかし、今シーズンのスケカナはすごかった。自国の声援を胸に、次々とジャンプを決め、ChSqでは会場中が熱狂。「もっともっと!」と言わんばかりに煽るところでは、ショートサイドのお客さんが手を上げて拍手をしています。あの時のリンクはライブ会場でした。表彰台での笑顔にこちらも胸が熱くなりました。


和愛ちゃんのFSはズバリ!シニア仕様変更が素晴らしかったで賞!

正直JGPSの頃までは、意図がはっきりと分かりやすいSPに比べ、FSはなかなかその真髄に触れることができませんでした。しかし全日本でChSqありでこのプログラムを見た時、なんとなくですが、ランビエール先生がこのプログラムを通じて和愛ちゃんに託したものが見えたような気がしたのです。Sikuriadasの尺が増えたことによって、前半の夢二のテーマとのバランスが良くなったのではないでしょうか。

テーマとしては「日本の女の子が世界へ羽ばたく」ということだそうですが、Sikuriadasは日本のちょうど真裏とも言える中南米の要素がある音楽で、でも楽器の音色はどこか懐かしさがあって日本調の音楽と妙に親和性がある。そんなクロスカルチャーを彼女が表現することで、彼女自身が世界で活躍するという未来を表現しているんじゃないかな〜なんて考えちゃいました。ん〜ランビコレオは深い!


こちら、お蔵入り賞でございます…実際に国際試合でお披露目されることはありませんでしたが、筆者がめちゃくちゃ好きなので入れちゃいました。

アリサちゃん×アイガット、最強じゃないですか??キュートで軽快だけど、ただキュートなだけでは滑りこなせない複雑な曲調。後半盛り上がるところで決まる3Lz-3TからのStSqはたまらんです。そして衣装が大変めんこい。もちろん今の持ち越しSPも彼女の個性に合っててとても好きなんですけど、こっちも見てみたかった…!


こちら、見ての通り(?)メイク賞でございます。

ザギちゃんクレオパトラは目元にラインストーンを置いていたのが印象的です。そのほかにもアップのお写真で見ると、目頭切開ラインやいつもより長めのアイライン、衣装に合わせた明るめの茶色のアイブロウ、強めのシェーディング…などとクレオパトラのイメージに寄せるための工夫がなされていて素晴らしいなと思いました。スポンサーである資生堂も関わっていたようですね。

シニツィナさんのクセニア仏教はもう言うまでもないですね…こちらは眉間にストーンを置き、眉の上にドット状の装飾ラインを加えています。アイメイクではもともとぱっちりした目ですがさらに広めの二重ラインを引いて目尻は跳ね上げ。あとは衣装の中にもあるトゥルーレッドを使ってはっきりラインを取ったリップ。このクリエイティビティ溢れるメイクだけで作品の世界観に吸い込まれます。演技開始1秒で入信を決めました。

パイポのRD、このカップル特有の絵本の中に誘うようなメルヘンな世界観が遺憾なく発揮されているな〜と思うのですが、特にパイパーちゃんのメイクが好きです。お揃いの蝶ネクタイから色を拾った、マゼンダピンクのリップとアイシャドウの華やかさが似合っているなと思います。15-16シーズンのSDでも思いましたが、ビビッドな色をアイホール全体に広げても負けない目のキラキラ感が眩しい…


こちらはキスクラ賞。男子シングルばっか集まっちゃったんですが他意はないです…ええ…。

優真くんの今シーズンの活躍は破竹の勢いでしたね。国際大会初戦のJGPクールシュベルでは、加点のガッツリ取れる柔らかなジャンプを武器にSPでいきなり80点台を叩き出しました。この大会はキスクラの席がゴンドラのようになっていたのですが、遠くのモニターに表示される点を見ようと覗き込む様子が本当にアルプスの高地にいるようでした。結局点数はすぐ近くに表示され、喜ぶ操先生の「ヨシッッッ!!(ガッツポーズ)」までがお気に入りのセットです。

駿くんの活躍も本当に嬉しかったです。特にJGPFでの演技は、その前の全日本ジュニアでの涙からコバトンオープンで驚異の4Lz成功、そしてこの大舞台でノーミス、という過程込みで感慨深いものがあります。そして点数発表で本人以上に喜ぶ日下コーチの姿が面白かったのと同時に、選手とコーチの強い絆を感じました。今シーズン一番繰り返し見たキスクラでした。

エイモズくんのキスクラも、トリノファイナルでのハイライトの一つでした。昨シーズンのIn this shirtを観た時から来季が楽しみだな〜と思っていた選手の一人ですが、この試合でのパフォーマンスは特に素晴らしかったです。体幹が強く、どんな姿勢でも自在にこなしてしまうので曲に合わせて様々な動き方ができる引き出しの多さが強みだなぁと思います。氷上では演技で会場を沸かせ、キスクラではリアクションで会場を盛り上げてくれました。元気を出したい時にはいつも観ています。

高志郎くんのスケアメも印象深いです。この時は点数発表までに時間がかかり、会場のお客さんから煽るような声が上がっていました。それに対し戯けたリアクションを見せたあと、「まだかな〜〜?」と手を合わせてすりすりしている姿がお茶目でした。なかなか思うようにいかない試合もあるシーズンでしたが、全日本では結弦くん昌磨くんに続いてスピンの得点で3位の評価を受けていましたから、来季どういった演技を見せてくれるか楽しみです。

プルキネンくんGPSデビュー戦となったスケカナでは、余裕のある美しいジャンプを決め2位発進。自己ベストを7点ほど上回る得点に驚いたのか、口が開きっぱなしになっていたのをコーチが閉めていたところに思わずクスリとしてしまいました。ポテンシャルのある選手だと思うので、安定してきたらどこまで上に行けるのかワクワクしてしまいます。


こちら、ガッツポーズ賞です。今シーズンも数々の名ガッツポーツが生まれましたが、特に印象に残ったものを。

新葉ちゃん×シェイリーンという黄金のタッグも4シーズン目ですが、毎回新たな感動をもたらしてくれています。このSPではボーカルの節を生かしたようなターンの使い方やエレメンツの配置が秀逸で、その意図を120%汲み取る彼女の滑りが魅力的だなぁと思います。終わりのポーズが右手を上に差し伸べるものなのですが、その反動で左拳を天井に突き刺す爽快さがツボでした。


ハイッ!もう分かるね衣装賞!!

ステブキムーランルージュはもう…至高ですよね。初見の時は感動のあまり叫びました。競技の衣装ではなく単体として展示されていてもお金を払って見に行きたいくらいなのに、ステパノワ様とブキン様という美女美男が着てくださってそのまま踊ってくれるなんて…これを見れる自分は前世できっと良い行いをしたのだろう…そんなレベルです。燃える恋のような赤を女性のドレスだけでなく男性の燕尾の裏地にも使っているところがなんともニクいです。

メドちゃんの衣装センスは毎回素晴らしいと思うのですが、今回ついに我らが日本の誇る名デザイナー伊藤さん作品になりました。映画で主人公が着ているのは淡いブルーのような着物なのですが、彼女の良さを活かすのはもっと明度の低い色だと思います。なので燕脂・黒・紺を基調としたお色味は大正解なのではないでしょうか。

ホワベイのFDも素晴らしいです。ペアとかダンスの衣装ってどうしても女性の華やかさに目が行きがちなのですが、こちらは男性の花柄のジャケットとエレガントなシャツがゴージャスでいいなと思います。男女で微妙に色相が違うのも乙だなと思いました。女性の衣装はシーズン後半版の方がより好きなのですが動画が見つからなかった…

マエちゃんの衣装はこれぞ★映え★というやつですね。向日葵色を中心とし裾にいくにつれて緑〜青と鮮やかなグラデーションが展開されていくさまは南国の美しい鳥を連想させます。中盤で腰を振る振り付けがあるのですが、フリンジになったスカートが揺れるのがとてもお洒落です。首と腕のアクセサリーも動くたびにキラキラして良いです。衣装の魅せ方を熟知した踊り方だなぁと思います。

ナディアピーター王様と私は、TwitterのTLに流れてきたのを見て知りました。こちらもステブキよろしく「単体でも永遠に見ていられるものを着て美しく滑ってくれるという天国」を味わえました。こちらは再現度も高くてミュージカルの舞台からそのまま出てきたようです。風になびくドレスのたゆみが綺麗すぎます。重くないのかな …?競技用でここまでできるってすごい。男性のベルトのゴールドも良いアクセント。

ウルハリのFDのお衣装は、どこか背徳感さえ漂うアシンメトリーの女性の黒いドレスに惹かれました。なんとも言えない薫り高さを感じさせて曲調にも合っているなと感じます。男性の白シャツはなぜ透けているのかは正直分かりませんが形はすごく好きです。


こちら2作品は振付賞です。

友野くんのSPは振付師と曲が発覚した時点で「これは好きプロに入るわ」と確信しました。英国ロイヤル・バレエ団のコンテンポラリー作品が元ネタなのですが、バレエダンサーから振付師に転向したフィリップ・ミルズ先生の手掛けるコレオなので、不思議な動きの中にもクラシック・バレエのベースが色濃く残っているのが良いんですよね。例えばStSqのところに入る長いツイズルは手をアン・ナヴァンの位置に置いていてまるでシェネかフェッテターンをしているようです。まだまだ見ていたいので継続してくれないかなぁ…

ワンリウのRDはシーズン前半のバージョンを推します。なぜならフィンステップに入る前の、タイミングをずらして「えっ?」て互いを見る振りが最高にキュートだからです!!!!(なんでなくしちゃったのおおおお)アイスダンスカップルとしてはかなり身長差がある方なのかな?と思うのですが、その身長差がこのプログラムに合っていて彼らにしか出せない魅力だなと思いました。


選曲賞でございます。もうこの曲選んで滑ってくれただけでありがとう大好き!!ってやつ。

樋渡くんペトルーシュカですが、ストラヴィンスキーの音楽を使うと言えば大体火の鳥で、ペトルーシュカはあんまりいないですよね(00-01シーズンのクリムキンさんとかかな?)。ちょうどバレエの方をその年に見たところだったのでどんな作品になるかワクワクしていました。バネのあるジャンプだったりビールマンだったりバレエジャンプだったり、ある意味曲芸技のような武器を持つ彼が道化人形を演じるのはとてもしっくりきました。無常感と奇天烈さのある終わり方も好きです。

シェルバコワさんのパフュームは最初テストスケートでは歓声が大きすぎて正直音が聴きづらかったために曲の全容が分からなかったんです。でもその後のGPSで、すごくお気に入りになりました。「幽玄」を体現したかのような音楽・動きで気付いたら知らない世界に飲まれていきそうな怖ささえ感じます。シニアデビューシーズンにこんな退廃的な曲で滑っても背伸びしている感じが出ないのは、彼女自身の持つ力が為せる技でしょう。

理乃ちゃんマズルカは開始一秒で鳥肌が立ちました。今までJGPSで数々のBeautiful Young Lady(テッドさん風に)の演技を拝見しましたが、ここまで弦楽器を操るように滑るジュニアスケーターっていたでしょうか…そして選曲はどなたでしょうか…ご本人だったら倒れてしまいますね。ええ。もうこうなったらスケートで使えそうなバイオリン曲全制覇して欲しい。手はじめにツィガーヌからどうでしょう!!

ネイサンラ・ボエーム、最初聞いたときオペラの方かと思ったのですがシャンソンでした。これ、恋人と貧しくも夢を見て暮らしていた20歳の頃のことを懐古している歌なんですよね。そしてこれを滑っていた時の彼がちょうど20歳。意図的な選曲だと思います。オペラの方のラ・ボエームアイスショーとかでいつか使って欲しいです。


これはね…特に筆者の独断と偏見で選んだのでGiulia賞!(全部独断と偏見ばかりですが?)もうなんかうまく言い表せないけど好きだ!!!っていうある意味一番愛が重いプログラムたち。

クラコワちゃん。好きです(ド直球)。SPは世界ジュニアの演技終わりのリアクションが可愛すぎて百億回再生した。FSはStSqのギュインギュイン進むフットワークに惚れました。衣装も似合いすぎてます。とりあえずSPを最後まで見てみんな恋に落ちましょう。

コストルナヤさんのFSはある意味問題作。編曲が…衣装が…ChSqが…など色々言われておりますが…ええんや!!ワイは美が楽しそうに滑ってくれるだけでええんや!!!!!!3曲目の切り替わりのあの彼女の内面が出たようなイッキイキした顔見れるならなんでもオッケー。

桃亜ちゃんには毎年驚かされてばかりです。今シーズンもとんでもないプロを提げてやってまいりました。JGPSでは驚異のStSq4+1.24(速報値)でした。鬼才リショーと天才モアがコラボするとこんな逸品が生まれるとは…

駿くんロシュフォールはレイクプラシッドの冒頭〜3Aまでの音のハマり方がツボに刺さりすぎて永遠にリピートしています。結構フレーズ単位とかじゃなくてピンポイントで音を捉えるセンスがあるのではないだろうか。

あなたのシャナナリはどこから?私はクールシュベルのシャナエワちゃんの前髪からです(?)。結局この時しかしなかったアレンジなのですがめちゃくちゃ好きでした。滑りから醸し出されるアバンギャルドな魅力が曲にぴったり合っていてそれはもう極上のデザートのようなプログラムです。世界ジュニアではパターンダンスの両セクションでレベル4を揃えていてヒエッ…ってなりました。

イヴェットちゃん、なんかめちゃくちゃ好きなんですよ。女子シングルリショーコレオの先駆けみたいな存在だと思うんですけど、彼女の滑るリショープロは全部お気に入りです。音と共に全てを出し切るラストポーズに心震えます。

クトヴォイくんもクールシュベル落ちです。こう見るとクールシュベルでハマったスケーター多いな!?小柄でまだ大技は組み込んでいませんが、曲調をよく捉えていてとても端正な滑りをします。この時まだ13歳なんですよ…おそロシア

ロイシャテオの青カルメンは強烈なインパクトがありました。カルメンっていうと普通赤だと思うんですが、青を基調とした独特な衣装に目を奪われました。音源も癖が強い。そしてあのChStの激情っぷりよ…一度見たら忘れられない。そしてそれを滑りこなす彼らが凄すぎる。ヴィラールの魔界に足を踏み入れてしまいました。見たことない人いたらぜひ一度見て欲しいです。


こちらは技術と表現の卓越した融合を感じられたプログラムでした。

メドちゃんのSPは冒頭のスーッと伸びていくRBOに惹かれました。曲調を捉えたスピン、情感あふれるステップ…弱冠20歳ですが、成熟という言葉がしっくりくるプログラムだと思います。元々のロシアで鍛えられた高い技術力に加え、クリケットでスケーティングにさらなる推進力が加わり、演技の深みが増したように思います。フィギュアスケートって良いなって改めて感じさせられました。

トゥルソワさんペールギュントはテストスケート版の方でリンクを付けました。どの試合のも好きですけど、この時の3Lz-3Lo〜StSqの流れは本当に鳥肌モノだったんです。カメラアングル・練習着だからこそより分かる身体能力の凄み・豪快なのに正確な足捌き・クリムキンからどんどん上がる会場のボルテージ…どれを取ってもこの時のパフォーマンスは驚異的でした。

ボイコズの007は最高にかっこいい。もう冒頭のポーズから「ぅゎっょぃ」 って感じのオーラムンムンですね。ボーカルが高音に移るところでちょうど女性が高く上がるリフトが配置されているのも、3FThや3LoThを緊張感のある曲調のところで跳ぶのもまさに「I have to risk it all」という歌詞にぴったりでよく考えられてんな〜〜〜って感動しっぱなしです。

ワリエワちゃんのSPは彼女の高い技術、四肢の美しさをアピールできる本当に優れたプログラムだと思います。元々すらっとした手足を持っていますが、それを存分に発揮できる振り付けかつ身体の動かし方をしているので、PCSの面でもGOEの面でも強みになっています。そして、競技という面を抜きにしても一つの美術作品として保存しておきたいです。


こちらは主題に合った身体表現をしているなと感じるプログラムです。

和愛ちゃんがここでもう一プロ登場。ウィンナワルツ独特のリズムを捉え、音楽の構成にドンピシャな配置のターンやエレメンツを、ドナウ川の流れのようにスムーズに、そして優雅でダイナミックにこなしていく姿に見とれてしまいました。SPでは短い演技時間の都合上クラシック音楽を使うとどうしても編曲で違和感が出てきたりしてしまうことがありますが、このプロは何も気にならなかったです。

スイハンのSPは後半のデススパイラル〜スピン〜5RLi〜ラストまでの流れが好きです。彼ら自身がボーカルや楽器になっているかのようで、曲調や構成がより分かりやすく、伝わりやすくなっているなと思います。高度な技をこなしながらここまで表現ができるのはすごいなと思います。

ワリエワちゃんも2プロ目。こちらは曲調がだんだん激しくなっていく後半パートで、無慈悲な現実のように押し寄せる怒涛の正確無比なジャンプが好きです。なぜなら彼女は"""絶望"""なので!!

ジェイソンシンドラーですが、彼の持つ身体の広い可動域があるからこそ、作品のメッセージを辛く痛いほどにを訴えかけることに成功しているんじゃないかなと思います。明るいキャラクターの印象が強い彼ですが、幅広いジャンルのプログラムと親和性があるなと感じます。

ジュンファンくんのFSは、四大陸で完成形を見られたことが大きいです。ピアノの音色のように柔らかなジャンプ、低音を捉えるスケーティング、叙情的な手先やフリーレッグの使い方、そして疾走感のある終盤のChSq、ダメ押しのスピン。昨シーズンから男子の演技は4分になってしまいましたが、このプログラムは映画作品を一本見終えたような満足感があります。


こちらは競技ルールの効果的な活用が感じられたプログラムです。

アリサちゃんはまだジュニア選手で、SPでは単独3Aを入れられません。そこで、「3Aが入れられないなら3A-3Tを入れればいいじゃない」というマリーアントワネットもとんでもびっくりな構成で挑んできました。しかも入っちゃうっていう。それでいてジャンプだけでなくスピンステップも崩れないどころかさらなる強みになっているのが恐ろしいですね…

結弦くんがSEIMEIの復活を発表した時、「あれ?30秒短くしなきゃだよね?どうすんだろ?」と思ったのですが、4S〜3A〜3Fの間がシークエンスばりに短くなっていて笑いました。こんな高クオリティジャンプを数十秒の間にポンポン飛ばれたらもう笑うしかない。彼の技術力の高さを改めて感じました。


こちらは競技の新たな可能性を開拓しているなと感じたプログラムです。

パパシゼは、今シーズンのパターンダンス課題がフィンステップと聞いて最もどうなるか予想できなかったカップルです。13-14シーズンにもフィンステップが課題になっていますが、その時とは180度違う、「これってフィンステップなの!?」という斜め上のプログラムで登場しました。「1, 2, 3, stretch!」の掛け声に合わせてぬるぬる滑る姿は最高にシュールで技巧的でもありました。一般的に「シャンパンが弾けるような」と形容されるフィンステップですが、こういうのもありなのかと驚きました。

ネイサンロケットマンはなんと言ってもあのChSq。JOで見た時、氷上で陸上のように踊ることは可能なのかと強い衝撃を受けました。普段はクールな彼があれだけの表情と動きでラップバトルの如く会場を煽る様子もまたかっこいいですよね。

フィアギブのFDでは、これまでダンスを見てきてこんなの見たことない!というエレメンツがありました。それはStaLiからのRoLiです。逆のコンビネーションならいくつかお見かけしたことがあるのですが、一度留まっていたところから動き出すのはとても新鮮でワクワクしました。また、それだけ未開拓のエレメンツをこなせる技術力もあると思います。このカップルのプログラムは毎度クリエイティビティに溢れているなと感じます。

ゆは菜ちゃんのSPは2016年に放送されたドロドロの愛憎劇を描く深夜ドラマ「黒い十人の女」のサントラから曲を取っています。3つあってそれぞれ「黒い十人の女-Main Title-」「女 それぞれ」「地獄絵図」という強烈なタイトルです。それが彼女が活躍することで世界中のリンクで流され、会場のお客さんが手拍子している、その光景がすごく面白かったです。日本のドラマサントラ、国内大会で使っている選手はちょいちょいいますが、こういう国際大会クラスの選手もどんどん使っていって欲しいですね。


こちらは主題にふさわしいエレメンツの配置だなと思ったプログラムです。

刑事くんのシャーロックホームズは、まるでジャンプ自体が事件や謎になっていて、それをホームズである彼がこなしていくことで解決へとつながっていくように見えます。また映画のホームズは肉体派でもあったことから最後のStSqは身体を大きく動かしています。そこからの謎が解けたエンドは初見の時「うわあああぁあ」となりましたね…これはいけませぬぞ…(良い意味で)

スイハンのFSは昨シーズンとっても好きだったので持ち越してくれて嬉しかったです。3FTh〜ChSqまでの流れが特に好きです。独特で重量のある5拍子の旋律には、彼らのスロージャンプが絶妙に合っているなと気づきました。


ここからはいよいよベストプログラムを考えるにあたり候補になったプログラムです。

梨花ちゃんのSP、最初に発表された時はこう来たか!という感じでした。どんな難解な曲もこなしてしまう彼女の匠の技は、やはり今シーズンも健在でした。細かいギターの音色も、個性的なボーカルも、すべてを身体で、スケートで表現してしまいます。とっても美味しい朝ごはんでした。

ララナキさんのことはJGPSで知りました。しかもまたクールシュベル。高さと幅のあるジャンプ、重厚感のあるスケート、ボティラインの美しい魅せ方にカロリーナの系譜を感じました。緩急の付け方も上手く、シェルタリングスカイのメロディーを見事に自分のものにしています。これからもどんな演技を見せてくれるのか、楽しみです。

花織ちゃんのSPはシェイリーン振り付けという今までにありそうでなかった組み合わせでした。彼女のスケートの持ち味であるスピード感がテンポの良いビートの上に展開され、スリリングでダンサブルな仕上がりになっているなと思います。試合を重ねるごとにどんどん動きの幅が広がっていくのにもワクワクしました。ラストポーズはシーズン途中からジャッジ前で手を広げるものに変わりましたが、こちらの方がよりインパクトがあって良いなと思います。

草太くんのIn This Shirtは曲が発表された途端に「あ、泣くやつや」と確信しました。清らかな滑りはそのままに、そこに憂いや情感も込められるようになったんじゃないかなと感じます。全日本ではStSq前の表情がカメラに抜かれていましたが、14-15シーズンのローレライでの照れ笑いとの対比も感じられてグッときてしまいました。

ハベドノのFDは最初のポーズと最後のポーズを並べると、男女の関係が変化していることに気づきます。私は映画未履修なので(見ますね…)詳しいことが言えるわけじゃないのですが、プログラムが終わりに向かうにつれて破滅していく男性の様がどんどん浮き彫りになっていく、その過程を表現しているのがすごいなと思いました。女性の髪型や衣装もとてもお似合いで好きです。

真凜ちゃんのSP、彼女の新境地を感じさせるプログラムだなと思います。持ち越しでまた見られたことがとても嬉しかったです。特に好きなのが終盤のStSqで、グロウルなボーカルに負けない力強いターンが印象に残っています。数シーズン前の彼女からは想像もできないほど強さを増し、でも天性のしなやかさはそのままにパワーアップした滑りを見ることができました。

タラダニの月の光は、ペアのイメージを変えてくれるプログラムでした。やはり一つ一つのエレメンツのインパクトが大きいので、ビッグな音楽の方が似合うのかな?と思っていたのですが、静寂の中に生きる、ロマンチックなデススパイラルや清涼感あふれるリフトを見て、こういう魅せ方もあるのかと感銘を受けました。パワフルさではなく、優しさが感じられる演技でした。

ウンスちゃんスペイン奇想曲、途中から昨シーズンのプログラムに戻してしまいましたがとても好きでした。エレガントなオーラ、表情や手先足先から漂う艶やかさ、パワフルなジャンプ、彼女の持つ魅力を引き出すのにこの曲が合うとは思いつきませんでした。最後に扇でパタパタとするところは平伏したくなる崇高さを感じます。


ベスプロを挙げて!と言われたらトップ5に入るプログラムですね。

昌磨くんのグレスピは、EX時代からお気に入りのプログラムで、競技プロになったらいいのにな〜なんて思っていたら本当になったのでびっくりでした。競技プロの制約上削られてしまった要素もありますが、EDM×クワドの爆発力を感じられたので良かったです。しっとりしたプログラムの印象が強いですが、こういうビートを刻むプログラムとも相性がいいんだなーと思います。私は彼のプログラムだとロコとLegendsとこれが好きなんです。すごく好みがわかりやすいかも…笑

テネルさんのSPは彼女の持つ正確で直線的な動きの魅力を引き出しているなと思います。面白いのは、直線的で非人間的な動きを中心にすると、逆にその中に味わいや人間み、しなやかさが生まれるんだなと感じられたことです。構成や起承転結の付け方も素晴らしくって、最後の高速コンビネーションスピンからのラストを見ると、また最初から見たくなってしまうのです。そして無限ループ。

パイポのFD、衣装は新旧どっちも好きです。旧衣装の方はクリムトの接吻を想起させるような優しげな色合いが似合っていましたし、新しい赤衣装の方はスピンの時にはためくのが美しいなと思いました。全ての要素が誰とも被らない見応えがあって独創的なものでありながらノーブルな魅力もあって、あっという間に4分がすぎていきました。

さっとんのFSは何度見ても心が揺さぶられてしまいます。プログラム名は正式名称ではないですが分かりやすいのでこれで。技術面ではシャーロットスパイラル、スライディングなどこれまでに入れてこなかった要素を盛り込み「さとこチャレンジ」を体現しています。表現面ではただ演じるのではなく自分自身の平和への願いを込めるという領域に突入しているなと感じます。救いの感じられるGPS以降の終わり方も好きなのですが、より衝撃の強かったJO版を挙げておきます。


2019-20シーズンの個人的ベストプログラム賞は…デレレレレレレデンッ!!チョクベイに贈ります!!

いやもうね、最初から最後まで、どこをとっても素晴らしい。テーマも衣装も髪型もメイクもクリエイティビティの塊だし、編曲も好き。チョックさんの持つ曲線美を蛇の女王という形で最大級に生かし、ベイツさんのキモさ(褒めてる)も発揮されていて、彼らの名刺とも言えるプログラムなんじゃないかなと思います。カーブリフトを二つ繋げるところなどエレメンツでもテーマを表現していますし、ChStでのプログラムのハイライトの持っていき方も上手い。繋ぎも工夫だらけ。首や手先だけでなく目まで使って観衆の視線を引きつけていて、そして最後のあのポーズ。最高すぎます。好きです。

というわけで書き上げたらもうスケオタ的年明けでした。 大変な状況が続きますが、今シーズンもスケーターの笑顔がたくさん見られますように!! Rabbit, Rabbit, White Rabbit!!

【スケート雑記?】スケオタに捧ぐ!運動不足解消法

こんばんは〜お久しぶりです!!

アイスショーの中止や延期が発表され、なかなか明るい話題が耳に入らないこの頃ではありますが、また素敵なスケーターたちの演技が見られる日を待ちわびて家に引きこもる今日この頃です。

さて今回は、こんなご時世の中運動不足を解消すべくやっていることをご紹介したいと思います。今シーズンの推し演技とかも書きたいんですけど、なんか先にこっちの方がぽんぽんと書けてしまいましたので…

はじめに

筆者の運動歴はこんな感じです。

  • 運動音痴
  • 体育の時間は地獄
  • 評定は常に5段階中の2(授業態度だけバカ真面目にしたところで1を回避)
  • 高校は文化部
  • 大学では舞踊系部活に所属するもコロナ感染拡大に伴い本格的に活動できておらず
  • 運動神経は皆無(何度でも言う)

なのでゴリゴリのアスリート向けみたいなやつは紹介しないと思います…ご安心を…

ステップ① スケーターが演技に使っている曲をかけよう

筆者は本当に運動が苦手で、部活の時間以外は自主的に体を動かすことは一切してこなかったのですが、ブレない身体で踊る先輩や同期がかっこいいなと思い、体幹を鍛えよう!と思い至りました。

でもやったことある人ならわかると思うんですけど、体幹レーニングって死ぬほど地味じゃないですか。普通にやったら辛くて続けられません。

そこで、私はスケーターが演技に使っている曲をかけてトレーニングしています。

個人的におすすめなのは

  • アップテンポな曲:やっぱりノリノリな方が気も紛れるから
  • ドヤ系、パワー系スケーターの曲:なんか自分まで強くなった気がするから(※個人の感想です)

です。以下に具体的な曲とメニューを載せます。

Energia×プランク

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プランク体幹レーニングの王道。腹筋群全体を鍛えることができます。

ただ、初めてやった時に私は思いました。「なんて地味なのだ」と。ただうつ伏せで肘と爪先で体を支えるだけの状態をキープするなんてと。その上腕もお腹もプルプルしてかなり辛い。最初は30秒も持ちませんでした。

そんな時始めたのがEnergiaプランク樋口新葉選手の18-19シーズンのSP、Sofi TukkerのEnergiaをかけてプランクをするだけです。

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世界のワカバヒグチがダイナミックなジャンプとキレキレのStSqでリンクを爆走する様を脳内に召喚することで「あれ?私もしかしてワカバヒグチなのでは?(違います)」と自分を勘違いさせ徐々にタイムを伸ばすことに成功しました。他の曲ではすぐにギブアップしてしまったので、この曲には何か魔力があるような気がします。(あくまでも個人の感想です)

一応メニューはこんな感じ。

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  1. うつ伏せになった状態で前腕と肘、そしてつま先を地面につき身体を浮かせる。肘の下にはタオルかマットを置くのがおすすめ。
  2. 横から見て頭からかかとまでが一直線になるように意識する。この時少しでも腰が高かったり首が下がっていたりすると腰を痛める原因になるので要注意。
  3. そのまま腹式呼吸をしてポジションをキープ。目を閉じて身体の中心に効いている感じを意識すると個人的にはやりやすいと感じます。

最初は30秒を目標に、出来るようになったら徐々にタイムを伸ばしていきます。ポジションが崩れるようでしたらまた少しタイムを短くしてでも正しい姿勢を維持するのを重んじた方がいいです。

今日は3Lz-3Tのところまでいけた!とか今日はStSqの前までいけた!などエレメンツを指標にすると楽しいです。全クリした時の快感はなんとも言えないものがあります。

Art on Ice×ハイリバースプランク

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ハイリバースプランクは名前の通りプランクの逆向きバージョンです。背筋全体を鍛えることが出来ます。だがこれも地味。ただ滑り台の如く体を斜めにして天井を見つめているだけの時間など過ごす気にはなれません。

そこでEdvin MartonさんのArt on Iceを流して行うのです。

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こうすることで自分は何かとてつもなく大きな使命を抱えてトレーニングしている錯覚に陥り、あたかも王者のような気分になれるのです。腕がきつくてプルプルする感触さえも頂点を目指す者が負った犠牲のように思えて快く感じるようになったらあなたはもう立派な中二病患者です

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  1. 床に仰向けになるように寝っ転がり、手のひらを地面にまっすぐつける。
  2. そのまま上半身を浮かせ、爪先から頭まで一直線の状態をキープ。腰が落ちてくると効果が無くなるので注意。腕ではなくお腹に力を入れることを意識!

こちらもプランク同様、最初は30秒を目標に、出来るようになったら徐々にタイムを伸ばしていきます。余裕がある人は片足を上げ下げするのも◎。

全クリした暁には鬼のように目をかっぴらいてガッツポーズをするとなお良いでしょう。(同居人がいる場合には周りに注意)

Daft Punk×スクワット

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スクワットは足腰を鍛えられる定番トレーニングとしてよく知られていますね。手軽でありながら数日で効果を感じられるのが魅力なのですが、筆者はこれを一定のペースでゆっくりやるのが苦手で、すぐ飽きてしまうのが悩みでした。

そこで、これをPentatonixのDaft Punkをかけながら行っています。

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こうすることでペースを保ちながら出来るだけでなく、脳内の友野氏がロボットダンスを披露してくれることでなんだか楽しい気分に浸りながら気がついたら脚を引き締まってた!なんていうお得な体験が出来るのです。

  1. 肩幅に足を広げ、足先はやや外側に向けておく。背筋をしっかりと伸ばす。
  2. 息を吸いながら下げていく。膝がつま先よりも前に出さないようお尻を後ろに下げるイメージで。
  3. 地面と太ももが平行になるまで下げる。
  4. その後ゆっくりと元に戻していく。

曲に合わせて4カウントで下げて4カウントキープ、8カウントで戻す、など予めペースを決めておくとやりやすいと思います。 サビの部分は休憩にするなど、適宜インターバルを挟むのもオススメ。

その他おすすめ

今回紹介した曲だけでなく、以下の曲を上記と差し替えて行うこともできます。ちょっと飽きちゃうなーっていう時にはぜひこちらでも!

などなど。ノリノリになれそうな曲を集めてみました。

ちなみに、今回紹介したトレーニング、いきなり準備運動もなしにガシガシ始めた私は腰痛に襲われ整形外科に通う羽目になったので運動前後にはしっかりストレッチもしてください(涙目)。

ストレッチの曲も演技使用曲だと楽しいかもしれません。そちらはトレーニング曲とは対照的に

  • ゆったりしたテンポの曲
  • ツルスケ系、癒し系スケーターの曲

がおすすめです。

ステップ② スケーターと一緒に頑張ろう

これまでは筆者のオリジナルメニューを紹介してきましたが、今度はスケーター自身がこなしているメニューになります。ステップ①より負荷が大きいものもありますが、スケーターが一緒にやってくれるので、楽しくできますし達成感もあるはず!

J&J Presents 地獄の楽しい有酸素運動

youtu.be

ポーランドのアイスダンサー、J&JことJustynaとJérémieが丁寧に教えてくれる脂肪燃焼運動の動画です。彼らが実際にやっているトレーニングなので死ぬほどきついです。息絶え絶えになります。多分その分効果は抜群。体力・筋力に自信のある方向け。

ダイス Presents ダイエット運動

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我らがダイスも自身のYoutubeチャンネルで自宅でできる運動を紹介してくれています。トレーニングする上でのポイントやきつい人のためのヒントも載せてくれているのでかなりやりやすいと思います。

American Skaters Presents #OffIceChallenge

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最後に、米スケ連が公式Youtubeチャンネルで紹介してくれている、アメリカスケーターたちのトレーニング映像です。私はこれをベッドでゴロゴロしながら「あ〜みんな素敵だナ〜〜」と眺めています(おい)。

おわりに

さて、ここまでスケオタ流(?)の家でできる運動方法を紹介してきました。 筆者自身、運動は大の苦手でしたが、自分の好きなコンテンツと組み合わせることによって楽しく体を動かしています。

今回紹介した方法は約1年前から試してきたのですが、

  • 身体が引き締まった
  • 体力、筋力がついて疲れにくくなった
  • 風邪をひきにくくなった
  • 太りにくくなった
  • よく眠れるようになった

など様々なメリットがあることが分かりました。今まで筋トレオタクや運動好きの言うことは半信半疑だったのですが、少しわかってきた気がします。

また、我らが浪速のエンターテイナー、友野一希氏も自身のインスタグラムの質問コーナーで次のように答えていました。

Q:「ストレス解消爆食い以外でいいのありますか?」

A:「筋トレは世界を救う」

が、頑張ります…(´・ω・`;)

目指すは「羽生さんのように華奢な上半身、トゥルソワ先輩のようにバキバキの腹筋、ステパノワ様のように美しい御」!!

これを読んで興味を持ってくださった方がいましたら、一緒に頑張りましょう…!

最後までお読みいただきありがとうございました。

【鑑賞記録雑記】2020年1月〜3月編

…また放置してしまった。

というわけでこんばんは。ご無沙汰しておりました。あ、今回の記事は自分の記録用であり何も有益じゃないので読まなくて大丈夫です(じゃあなんで挨拶したんだ?)。

気づけば前回のブログから50日以上経っていたらしいです。何故こんなにも空いてしまったのか?原因は3つ!

  1. 就活してた
  2. 部活で忙しかった
  3. かつて推していたアイドルが自分の中で再燃

1.については仕方ないですね。死ぬまで趣味をエンジョイしたいですし、モラトリアムを永遠に続けているわけにもいかないのです…うう。

いわゆる「就活」を本格的に始めたのが12月くらいからだったと記憶しているのですが(すでにあやふや)、幸いにも2月の終わりに志望企業の一つから内定をいただくことができました。お世話になったエージェントさんに社風の合う企業を紹介していただけたのと、選考が早い業界だったのもあり、結果としてコロナから逃げ切る形で終えることができました。あとは内定取り消しがありませんように…ありませんように…

受験生の時もそうでしたが、趣味に生きている人間としては娯楽を捨てるのではなく両立することをモットーとしているので、面接や説明会の合間に普通に試合も観てましたし舞台鑑賞もしてました。ただ流石に全部追ったりブログ書いたりするところまで時間を割けなかった…。そう考えるとなんだかんだちゃんと就活してたのかもしれない。とりあえず社会人になっても試合やアイスショーやバレエやオペラにお金を割くんや!!というモチベーションで頑張れました。趣味って偉大。

2.についてはそのままです。部活の公演が2月にあってそれの練習に明け暮れた結果時間がなくなりました。

そうそう、いつも公演前って運動量が増えるので痩せるんですけど、今回はそれにも増して食欲がブラックホール化してむしろ増えました。しかもその重い体をちゃんとケアせず酷使したので最終的に腰痛と膝の痛みが発生し整形外科でリハビリを受ける羽目になりました。みんな!踊る前にはストレッチをちゃんとしような!お姉さんとの約束だ!(何の話?)

3.については本当、人生って何が起こるか分からないなって思いました。ふとテレビから聞こえてきた、小学生の時どハマりしていた某アイドルの楽曲を聴いて「久々に曲聴いてみるか」と聴き出したらまさかの沼ドボン★アゲイン。今の時代ってサブスクあるじゃないですか、TS●TAYAでレンタルしなくてもApple Music課金してると聴けちゃうんですよ。

で、結果日夜曲を聴き込むわ、過去にダビングしてたDVD引っ張り出して見るわ、熱心なオタクのブログやSNSを漁るわで気がつけば3ヶ月です。「何をやっていたんだ私は?」とふと我にかえった時、過ぎ去りし時間の長さを感じてゾッとしました。いや悪いことじゃないんだけど、のめり込むと止まらない性格なので一度何かに熱中すると全てをほっぽり出してしまうところがあって、もっと中庸を大切に生きていきたいものです(だから何の話だよ)。

まあこんな感じでいろいろあってブログを書く時間と気力が捻出できない日々が続きました。以上!1300字におよぶ言い訳!!

ここからは空白の2ヶ月ちょいで鑑賞してたものとか。

観たバレエ

www.nntt.jac.go.jp

新作のDGV、衣装も音楽も含めてとても面白かったです。

www.gettiis.jp

観たオペラ

www.nntt.jac.go.jp

www.nntt.jac.go.jp

どちらも舞台セットが凝っててそれだけでもお金を払う価値があるくらいでした。もちろん歌手の方も素晴らしくって、心震える時間でした。

行った美術展

habsburg2019.jp

www.momat.go.jp

招待券をもらったので行ってみた。現代美術は私には早すぎた。けどいろいろいつもは見ないようなシュールな作品、斬新な作品をたくさん見れて面白かったです。一箇所通過するために係のお姉さんに「歌うor踊るor満面の笑み」をしなきゃいけないエリアがあった時には、一人で見に行ったことを軽く後悔しました。

www.bunkamura.co.jp

私は実際にこの時代のニューヨークにいたわけでもないのに、なんだかすごく胸を締め付けられるような思いになる写真でした。不思議。

shoto-museum.jp

ミュシャ展を見に行った時に買ったサラ・ベルナールのポストカードがありまして、それがどこかで脳に残っていたのか、上のBunkamuraの展示を見て帰ろうとした時にふとポスターが目に入ってついでに寄ってきました。美術館そのものが歴史ある趣深い建物なので、それ込みで見応えがあり良かったです。

www.nntt.jac.go.jp

これまでのバレエやオペラ公演の舞台セットとか衣装とか見れるやつ。タダとか信じられん。新国のオペラ研修所出身アーティストで構成されたユニットSOTTAKUのミニコンサートも聴けたのですが、曲目がちょうど昔踊ったことがあったり歌ったことがある思い出深い演目だったので、マスクの裏でガン泣きしてました。涙腺が年々弱くなってるマン。

行ったライブ

  • PENTATONIX THE WORLD TOUR JAPAN 2020

www.creativeman.co.jp

「生きている間にPentatonixとSofi Tukkerのライブに行きたい」という夢があったのですが、そのうちの一つが叶いました。あと1ヶ月ライブの日程が遅かったらおそらく開催できていなかったと思うので、本当に行けて良かったです。オープニングがダフパンでアンコールがハレルヤなのはスケオタ的にも最高でした。生歌なのにクオリティが口から音源状態でびっくりしました。Sofi Tukkerの来日も全力で待機してます。

その他

Kindleを買った時に(詳しくは年末の記事を参照)、Kindle Unlimitedにも課金していたのですが、「なんか面白い本ないかな〜」と探してたらキャッチーなタイトルに惹かれて軽いノリで読み始めた。めっちゃ面白いわ普通に恋愛ノウハウ本としても使えるわ最後はちょっと泣けるわで半日で読了してしまいました。多分数年後にはドラマ化されるんじゃないかな。オススメ。


以上です。スケートの記事とかその他も書きたいネタはまだたくさんあるので、これからも休み休み気ままに書き続けていこうかなと思います。

三日坊主な私ですが、なんだかんだ今日でこのブログも1年。何度か中断したけどそこでやめなくて良かったなぁ。三日坊主になってもそこから再開するのを繰り返し続ければそれは継続だってどこかの誰かが言ってたので、都合の良い解釈で継続ということにしておきます。

これからもたくさん素敵なものに出会って、感じたことを少しでも多く書き綴っていきたいものですね。 それでは。

【スケート雑記】イメコン on ICE -アメリカ男女シングル編-

全米の季節ですね…

というわけでお久しぶりのこのコーナー!スケーターのイメコンスペックを予想していきます。イメコンってなんぞや?という方は毎度のことながらこちらの記事を参照してください。

fra5la.hateblo.jp

日本女子、日本男子ペアダンス、ロシア女子シングルと来て第四弾はアメリカ男女シングル編です。米スケ連HPに載っているTEAM USAの中から2019-20シーズンのTEAM A〜Cの選手を中心とした男女シングル選手のイメコンスペックをご紹介します!推しがいなかったらごめんなさい…

本当はペアダンスまで書きたかったのですが、時間の都合上間に合わずすみません…また今度まとめたいです(泣)

また、今回の裏テーマとして、スケオタたちの間で今なおホットな話題となりつつある、あのマレーバクをはじめとしたヴェラ・ウォン衣装についても、選手のスペックと照らし合わせて研究していこうと思います。

完全なるイメコン好きの素人による予想です。顔タイプ診断は日本発のものなので中々海外選手に当てはめるのが難しいのと、当方が分析を苦手とする骨格の精度はお察しください。

本ブログでの分析項目

以下の4項目を分析します。

他にもパーソナルスタイルなど様々なものがありますが、筆者は詳しくないので割愛します。

パーソナルカラー、パーソナルデザイン は様々な流派がありますが、今回はPCは基本春夏秋冬の4分割、PDは日本の本家流に従った女性8分割男性5分割を採用します。

※男性のPDは女性と分類方法がちょっと変わるので上記のリンクよりもこちらが参考になります。

それでは見ていきましょう!(2020.10.25 修正)

メコンスペック大予想

男子選手編

ネイサン・チェン選手

  • PC:1stウィンター2ndスプリング
  • PD:ファッショナブルロマンス
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:クール(大人×直線)

氷の照り返しに映えるビビットな色が似合います。USAジャージは大正解。盛り要素の大得意なPD、シンプルなデザインを生かす骨格と顔タイプを持つ、スケーターとしては似合う幅の広いお得なスペックです。顔もPDも大人要素を持っていて、実際よりも年上にそして大柄に見えます。

個人的には16-17シーズンのSPFSが共に良かったです。顔の直線要素が強いにも関わらず、SPの海賊のレース衣装が合っていたのは、ベストカラーである黒とPDセカンドのロマンス要素が影響しているのではないかと思います。

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問題のヴェラ衣装についてですが、まず色に関してはマレーバク、ペンギン、溶き卵、バスのシート…ほとんどが冬〜春の範囲内にある色であるため似合っています。デザインについてはやはり極端にシンプルであることがPDとぶつかっている気がします。顔タイプ的にはそこまで相性は悪くないはずです。

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あまり言及されていない点で言うと、ヴェラ衣装はピタッとしていて首が詰まっている形のものが多いです。彼は骨格ストレートなので、ハリのある素材やベーシックなシルエット、首周りに余裕があるデザインの方が映えます。もしかしたらここが一番ネックになっている部分なのではないでしょうか。(本人の着心地が最優先だとは思いますが…)

ヴィンセント・ジョウ選手

  • PC:1stサマー2ndスプリング
  • PD:グレースロマンス
  • 骨格:ナチュラ
  • 顔タイプ:ソフトエレガント(大人×直線曲線mix)

柔らか、シンプル、優美といった形容が似合うスペック。明度の高い色を身に付けるとその上品さが際立ちます。基本はシンプルでベーシック、その中に少しゴージャスな装飾を入れてあげるとバランスが良さそうです。

骨格的にはゆったりとした形やアシンメトリーなデザインもスタイリッシュに決まります。色は今シーズンのFS、デザインは昨シーズンのFSが良かったです。

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ジェイソン・ブラウン選手

  • PC:1stサマー2ndスプリング
  • PD:ハイスタイル
  • 骨格:ストレート(ウェーブmix?)
  • 顔タイプ:エレガント(大人×直線曲線mix・パーツ大きめ)

異彩を放つスペック。基本的にこれくらい大柄な方はファッショナブルの方に分類されるのですが、彼は例外的にハイスタイルにしてみました。サスペンダーをつけても、星条旗を身に纏っても、背中に「ブラウン」って書いても、おにぎりを被っても違和感なく「ああ彼らしくて魅力的だな」と思わせる力があります。

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一方、顔タイプ的にはコンサバ、トラディショナルなデザインを得意としており、16-17シーズンや17-18シーズンのSPが似合っていました。

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樋渡知樹選手

  • PC:1stウィンター2ndサマー
  • PD:ナチュラルファッショナブル
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:フレッシュ(子供×直線曲線mix)

顔は子供寄りですが滑っている時のオーラは堂々としたものがあるので大人PDにしてみました。PCはとても予想が難しかったのですが、青みのある色の方が顔色がすっきり見えると思います。アイスショーで披露されていたルパン三世もお似合いでした。

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競技の衣装ですと昨シーズンSPのサスペンダーが良かったです。顔タイプは直線曲線mixですがどちらかというと直線強めのフレッシュさんだと思います。

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アレクセイ・クラスノジョン選手

  • PC:1stオータム2ndサマー
  • PD:ナチュラルロマンス
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:エレガント(大人×直線曲線mix・パーツ大きめ)

スモーキーで落ち着いた色がよく似合い、ゴージャスな雰囲気を放ちます。17-18シーズンのFS衣装が特に良かったです。

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16-17シーズンのFS衣装も、シンプルでありながらワンポイントのスカーフが全体を引き立てていて、お洒落でナイスガイな仕上がりになっていました。

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彼は会見の時の画像をIGのアイコンにしていますが、確かにカジュアルなTシャツやパーカー一枚でも様になってしまう方だと思います。

カムデン・プルキネン選手

  • PC:1stスプリング2ndウィンター
  • PD:ナチュラルロマンス
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:アクティブキュート(子供×曲線・パーツ大きめ)

クラスノジョン選手と同じPDになりましたが、顔タイプが子供属性だからか、無邪気な少年っぽさも感じられます。彩度の高い色を得意としています。ネイサン選手同様USAジャージとの相性抜群。

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骨格的にはハリのある素材が合うので、シャツ衣装などはもちろん似合うのですが、昨シーズンのSPのようなドレープも馴染むのはPDセカンドのロマンス要素が効いているところだと思います。

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アンドリュー・トルガシェフ選手

  • PC:1stサマー2ndウィンター
  • PD:ナチュラルグレース
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:エレガント(大人×直線曲線mix・パーツ大きめ)

彩度の高い色を得意とする選手が多いアメリカンスケーターの中で、彼は逆に彩度が低い色の方が顔が引き立ちます。これまでの衣装を見ても有彩色が少なく、本人も似合う色をなんとなく選んでいるのかもしれません。

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また、シンプルなデザインがとても似合います。ジャージやTシャツが似合うのはもちろんのこと、スーツを着せたら彼の右に出るものはいないのではないかというハマりっぷりです。

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女子選手編

ブレイディー・テネル選手

  • PC:1stサマー2ndスプリング
  • PD:フェミニングレース
  • 骨格:ナチュラ
  • 顔タイプ:エレガント(大人×直線曲線mix・パーツ大きめ)

彼女の演技には「強い女!」という雰囲気がありますが、それはPDセカンドと顔タイプによるものだと思います。本質的にはとても柔らかで儚げなオーラが持ち味なのかなという印象を個人的には持っています。その部分を存分に引き出したのが今シーズンのニューシネマパラダイスです。ラベンダー色の初期版も、GPFから変えたパールホワイトのバージョンもよく似合っています。

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また、彼女の大躍進のきっかけとなった17-18シーズンのFSシンデレラもPCPDを生かしたものでした。ヘッドドレスにも負けない顔タイプですので、その点でも良かったです。

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マライア・ベル選手

  • PC:1stサマー2ndスプリング
  • PD:キュート(ガーリッシュアバンギャルド)
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:キュート(子供×曲線)

同門の本田選手とほぼ同じスペックでした。二人とも身長は160cm台ですがPDも顔タイプも子供属性のためかそれほど高く見えません。明度の高い色全般が似合い、セカンドとしたスプリングでもほとんどの色を得意としています。今シーズンのEXでは、菜の花のようなイエローの衣装を可愛らしく着こなしていました。

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同じく今シーズンのSPでは、肩出し、シースルー素材、ストーンが細かくあしらわれている凝ったデザインがアバンギャルド要素にマッチしています。

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アリサ・リウ選手

  • PC:1stスプリング2ndサマー
  • PD:キュート(ガーリッシュボーイッシュ)
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:ソフトエレガント(大人×直線曲線mix)

元気いっぱいTHE少女スペックかと思いきや顔タイプに大人要素が入っているのがミソ。フレッシュな雰囲気や華やかさはPDの要素だと思いますが、顔立ちは落ち着いていてソフトな印象を与えます。今シーズンはメイクの仕方や髪型も変わり、ぐっと大人っぽくなりました。

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昨シーズンから継続のSPは、コーラルピンクの色味が彼女の愛らしい魅力を引き立てている良衣装だと思います。

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カレン・チェン選手

  • PC:1stウィンター2ndスプリング
  • PD:ナチュラルファッショナブル
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:フレッシュ(子供×直線曲線mix)

PDはボーイッシュアバンギャルドとも悩んだのですが、顔タイプフレッシュにしては大振りなデザインが似合うと思ったのでこちらで。PDと顔タイプがカジュアルな装いを得意としているため、スポーティな服がスタイリッシュで艶やかに決まります。

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PCとしては極端に黄味の強いものを除いた、ビビッドな色全般が合います。顔タイプはメイクでかなり直線寄りにしているように見えます。

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スター・アンドリューズ選手

  • PC:1stオータム2ndサマー
  • PD:キュート(ボーイッシュアバンギャルド)
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:エレガント(大人×直線曲線mix・パーツ大きめ)

顔のパーツの華やかさが目を引くので、それに負けないくらいの装飾があると煌びやかな雰囲気が出ます。彼女の衣装は大体スパンコールがふんだんに使われているので、自分に合うものをよく分かっているなと感じます。当初セカンドウィンター予想をしていたのですが、黒よりはスモーキーなブルーの衣装の方が色ばかり主張するということなく肌を滑らかに見せてくれていたのでサマーかも。

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パンツ衣装が非常に似合うPDでもあります。

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ティン・ツウェイ選手

  • PC:1stサマー2ndスプリング
  • PD:ナチュラルフェミニン
  • 骨格:ナチュラ
  • 顔タイプ:フレッシュ(子供×直線曲線mix)

圧倒的シンプル耐性の高さ。無地のワンピース1枚で爽やかな美しさが際立つスペックです。明度の高い色で特に寒色が似合います。競技の衣装ですと昨シーズンのFSがPCの観点からもベストマッチでした。

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フレーム感が目立つ骨格ナチュラルなので、ゆったりとしたデザインのものがお洒落に着こなせます。

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メーガン・ウェッセンバーグ選手

  • PC:1stオータム2ndサマー
  • PD:キュート(ガーリッシュボーイッシュ)
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:フェミニン(大人×曲線)

こっくりとした落ち着いた色が似合います。昨シーズンのFSの紫はかなりオータムの範疇に近いものだったので良かったです。

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お顔の印象としては大人っぽくドレッシーなものが似合いそうなのですが、アップヘアやカジュアルな服装もよく合います。顔とPD1stの曲線要素、PD2ndと骨格の直線要素両方を持っているため、似合うデザインの範囲は広そうです。

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アンバー・グレン選手

  • PC:1stスプリング2ndサマー
  • PD:キュート(アバンギャルドガーリッシュ)
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:フレッシュ(子供×直線曲線mix)

本人はかなり落ち着いた色や大人っぽいデザインを好んでいるように見えますが、意外と明度の高い色や可愛らしいデザインのものが似合うタイプなのではないかと思っています。

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今シーズン、17-18シーズンのSPはもう少し明るくて彩度が高くてもいいくらいですがかなり良かったです。

また、お顔の印象からは、背が170cmあるようには見えません。個性的な柄も着こなしているのでPDセカンドはアバンギャルドで。

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ハンナ ・ハレル選手

  • PC:1stスプリング2ndサマー
  • PD:キュート(ガーリッシュボーイッシュ)
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:ソフトエレガント(大人×直線曲線mix)

明度が高く、彩度も高いビタミンカラーのような色が似合います。18-19シーズンのFSはライトグリーンの色味と細かいフリンジ素材がPCと顔タイプに合っていて非常に良かったです。

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大人顔ではありますが、溌剌とした雰囲気と親しみやすさがあり、キャップやデニムといったアイテムも似合います。

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長洲未来選手

  • PC:1stスプリング2ndサマー
  • PD:ロマンスナチュラ
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:フレッシュ(子供×直線曲線mix)

ヘルシーでコケティッシュな魅力があります。色に関しては明度の高いものが似合います。17-18シーズンのミス・サイゴンの朱色はとても良かったです。

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テレビ番組のダンスバトル企画に参加した際のドレスが素敵でした。PDロマンスと骨格ストレートがあるため、このようにざっくりと胸元が開いたデザインを違和感なく着こなせます。

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アシュリー・ワグナー選手

  • PC:1stサマー2ndスプリング
  • PD:フェミニンファッショナブル
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:エレガント(大人×直線曲線mix・パーツ大きめ)

テネル選手同様、顔タイプとPDセカンドの印象からかなり強そうなイメージがありますが、似合う色は実に優しげなものです。09-10シーズンのFS衣装が色デザイン共にベストマッチで、最近ですと17-18シーズンのFSララランドも良かったです。

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結果として一回きりのお披露目となりましたが、この衣装を着た彼女の印象が強く残った方も多いのではないでしょうか。

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競技での髪型のバリエーションも豊富な選手で、特にハーフアップがよく似合っています。

グレイシー・ゴールド選手

  • PC:1stウィンター2ndスプリング
  • PD:グレースフェミニン
  • 骨格:ストレート
  • 顔タイプ:エレガント(大人×直線曲線mix・パーツ大きめ)

ノーブルかつ華のある、ディズニープリンセスのようなスペックです。彩度の高い色、ハリのある素材が似合います。グレースなので引っ詰め髪でもシンプルなドレスでも寂しくなりません。顔タイプエレガントなので、顔周りには大きめのアクセサリーや髪飾りがあると美しさが際立ちます。エルチョクロやダフニスとクロエのヘアアクセはとてもお似合いでした。

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セカンドにスプリングがあるので、火の鳥のような衣装も絢爛たるオーラが出ていました。

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おわりに

さて、19人の男女スケーターのPC、PD、顔タイプ、骨格を予想してみました。 いかがでしたでしょうか?

アメリカの皆さんも個性豊かな魅力をお持ちの選手ばかりで、予想するこちらも楽しめました。みんな違ってみんな素敵!

毎度繰り返しているのでしつこくなってしまいますが、若いと本当に大体似合ってしまうので、全然違うやんけ!と突っ込まれてもおかしくないと思います…あくまでこんなこと考えてる奴もいるんだな〜ってテンションでお読みいただければ。

今後書きたいやつ(予定)

  • これまで紹介できなかった各国シングル編
  • 日本以外の各国ペア・ダンス編
  • 引退された各国スケーター編

まさかこのシリーズもこんなに続けられるとは…みなさまのお陰ですありがたや。

それではこの辺で! 長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました!

メコン on ICEシリーズ

第一弾 fra5la.hateblo.jp

第二弾 fra5la.hateblo.jp

第三弾 fra5la.hateblo.jp

うたしん、それは滑るディズニーランド

こんばんは。いつもとは違うノリで始まりました当ブログですが、今回は私の大好きなジュニアアイスダンスカップル「うたしん」について完全なる主観で語りたいと思います。

はじめに

結論はもうタイトルの通りなのですが、私はなぜ「うたしん」が好きなのかーーそれは彼らが「滑るディズニーランド」だからです。

みなさんはディズニーランドと聞いて何をイメージしますか?楽しいアトラクションがたくさんあって、ホテルやお土産屋さんなど施設が充実していて、可愛いキャラクターがたくさんいて、豪華なパレードがあって、ホスピタリティに溢れていて…などなど色々思いつくかと思います。

私は、うたしんのスケートはディズニーランドと共通する点がいくつもあると考えます。3つにまとめるとするなら

  1. 観るものに夢と希望を与えるパフォーマンス
  2. 確かな技術に裏付けされた華やかさ
  3. キュートでポップなパーソナリティー

といったところでしょうか。

これから、この3つのポイントに繋がるような彼らの魅力を具体的にご紹介していきます。

うたしんは1月9日から始まる若手アスリートの大会・冬季ユースオリンピックに出場します。もう知っているよ!という人も、名前は聞いたことあるけどよく知らないという人も、この記事を読んでより注目していただけましたら幸いです!

なお、当方はアイスダンスぴょん落ちで勉強中ゆえ、至らない点が多々ありますことをご理解・ご了承いただければと思います。

プロフィール

まずは、うたしんの簡単な経歴についてです。

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うたしんとは?

吉田唄菜(よしだ・うたな)さんと西山真瑚(にしやま・しんご)さんで2019年2月から本格始動したジュニアアイスダンスの新星カップル。二人の名前から二文字ずつ取って「うたしん」の愛称で親しまれています。

吉田唄菜さん

吉田さんは2003年9月6日生まれ。小学1年生の時からのアイスダンス経験者。以前のパートナーと出場した2016年全日本ノービス選手権では優勝、推薦出場した同年全日本ジュニア選手権で4位になりました。

ちなみに、この時の結果はフリーダンスの点数だけなら2位に入っており、会場である月寒体育館にちなみ「月寒の衝撃」として伝説になっています。

翌年には、初の国際大会としてトルン杯に派遣されノービスアイスダンスで優勝を果たしました。

西山真瑚さん

西山さんは2002年1月24日生まれ。シングル選手として2012年全日本ノービス選手権(ノービスB)、2016年東日本ジュニア選手権で優勝しています。

2017年に練習拠点をカナダ・トロントクリケットクラブに移し、2018年にコーチの勧めでシングルとアイスダンスの二刀流を始めました。

彼らのより詳しい経歴についてはもっと詳しくまとめてくださっている方がいるので、Google先生に聞いてみてください。

ここからは、彼らが結成してから出場した試合を振り返っていきます。

出場試合

三笠宮杯アイスダンシング競技大会

2019-06-08

得点:72.73(FDのみ)

うたしんの記念すべきお披露目試合!それは鮮烈なデビューとなる。

通称三笠宮杯。毎年6月ごろに行われる、三笠宮崇仁親王殿下自ら創設されたアイスダンスのみの大会です。シングルのフリープログラムに当たるフリーダンス(以下、FD)のみで採点されます。

結成一年目に彼らが選んだ演目は「ドン・キホーテ」。ここで、最初なのでこのFDについてご紹介させてください。

言わずと知れたバレエの名作。最近では2018年の平昌五輪ではロシアのアリーナ・ザギトワ選手も使っていました。

タイトルは「ドン・キホーテ」ですがバレエで主に描かれているのは町娘キトリと床屋の青年バジルの恋模様。うたしんが演じているのもこの二人と思われます。

スペイン・バルセロナが舞台。相思相愛の仲であるキトリとバジルですが、キトリの父親は別の男と結婚させたがります。なんやかんやあって駆け落ちする二人ですが、追手に見つかりバジルは狂言自殺を図ります。その演技に騙されたキトリの父親は渋々結婚を認め、最後は壮大な結婚式。30秒でまとめるとこんな話です。30秒じゃ何も分からないと思うのでお時間ある方はこちらで。

残念ながらこの大会は演技全体の映像が無く、BSフジで7月12日に放送されたフィギュアスケートTVで一部が流れ、私はここで初めてうたしんの演技を観ました。

放送されたのはツイズル、カーブリフト、ミッドラインステップ〜コレオツイズル〜ラストまでだったのですが、衝撃を受けたのは最後の部分です。二人でコレオのツイズルをした後に、男性がアップライトスピンをする周りを女性がインのイナバウアーで滑る振り付け。後に載せる動画でも確認することが出来るかと思います。

私のこれまでのアイスダンスのイメージは、女性が華やかに踊り、それが最も美しく映えるように男性が支えるという構図でした。ですが、ここではシングル経験のある西山さんが持ち前の柔軟性を生かしたスピンで燦然と輝き、それを彩る花々かのように吉田さんがイナバウアーで包みこんでいます。そこには、確かに主従のない一対一の関係が見えたのです。そのことが私にとっては新鮮でした。また、西山さんのスピンポジションが手先・首の角度に至るまで神経が行き渡っており美しかったこともよく覚えています。

まだアイスダンスカップルとして初々しいところもありながら、いずれ世界を魅了するのだろうと予感させるような希望の光が灯る、情熱溢れる演技。

この放送を観てから、私はうたしんの虜になり応援し始めたのです。

Minto Summer Skate

2019-07-26

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RD:第4位 53.43点(TES31.27・PCS22.16)

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FD:第5位 85.55点(TES48.35・PCS37.20)

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総合:第4位 138.98点(TES79.62・PCS59.36)

二人のキャラクターにベストマッチのRD、初披露。

うたしんの第二戦はミントサマースケート。毎年7月ごろにカナダで行われるスケートオンタリオのセクショナルシリーズのうちの一戦で、毎年クリケットの選手が多くエントリーしています。ここでは、シングルのショートプログラムに当たるリズムダンス(以下、RD)の初お披露目、そしてFDの全貌が明らかになりました。

RDの演目は「コーラスライン」。ここでまたプログラムについて少し説明します。

コーラスライン」は1975年に初演されたブロードウェイミュージカルで、今でも日本で上演され人気を博しています。「コーラスライン」というのは、舞台上に引かれる線。コーラスの人はこの線より前に出ることはできず、コーラスとメインキャストを隔てる壁となっています。そんなコーラスのメンバーを選抜するオーディションでの様々な人間模様が描かれているのが、この「コーラスライン」という作品です。この作品についても詳しくはこちらをご参照ください。

このRDを観て、改めて私はうたしんを応援したい!と強く感じました。

まず、冒頭後ろ向きから振り返って手を開く振り付け。動画の画質が粗くても、吉田さんの笑顔と西山さんの爽やかに開いた口、そして二人のピンと張った指先がハッキリと分かるはずです。これだけで現実を忘れさせ、ブロードウェイミュージカルの世界観に引き込んでくれます。西山さんがシングルだけでなくアイスダンスの適性も抜群だったことを強く感じさせる瞬間でした。

次に、スピード感とシンクロ抜群のシークエンシャルツイズル(SqTw)。動画では若干音ズレがあるため伝わりづらいですが、二人での息がピッタリなのはもちろん、音楽の拍にもピタリとハマっています。苦手とする選手もいるセカンドの逆回転でも全く問題なし。結成1年目でこれだけのツイズルが出来るというのは正直信じられません。質の高いツイズルで名の知れているシブタニズとも勝負できるんじゃないかというレベルだと思います。

ちなみに吉田さんのツイズルの上手さはノービスの時からです。2017年トルン杯の演技も素敵なのでぜひ観てみてください。

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吉田さんを載せたので西山さんも載せねば。こちらは同じくノービス時代にシングルで出場した2012年のチャレンジカップの映像です。この頃からスケーティング、そして音楽に合わせて踊ることに関してずば抜けていました。

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本当に組んで間もないのかと何度でも疑いたくなるこのお二人。吉田さんがアイスダンスを教わった有川梨絵先生が、西山さんが日本で師事していた樋口豊先生の弟子だった(すなわち吉田さんは樋口先生の孫弟子)ということもあり、スケーティングのスタイルが似ていたそうです。このことを知った私はとても納得しました。スケートの基礎を共有する二人は、まるで組んで何年も経っているかのように滑りが淀みないのです。

さて、話を戻して三つ目なのですが、結成1年目にして要素を要素と感じさせない力があると思いました。もっと分かりやすく言うと、どこまでが既定のステップでどこまでが繋ぎなのか分からないほどプログラムの完成度が高いということです。

世界トップレベルのカップルの演技は、エレメンツと繋ぎの境目が見えず一つの作品として出来上がっているため、見とれている間に気が付いたら演技が終わっていると聞いたことがありますが、うたしんもその領域に到達するポテンシャルが存分にあると思います。

これは、二人の努力とスケートの相性の良さの賜物でもあると同時に、上手く見せ場を作り上げる優れた振り付けが大いに関わっていると思います。

RDの振り付けはメーガン・ウィング先生&アーロン・ロウ先生。2002年と2004年の四大陸で銅メダルを獲得したことのある、カナダの元アイスダンサーです。共にコーチとしても活躍されています。来シーズン髙橋大輔選手とのカップルを結成する村元哉中さんを指導されていたこともあります。

どちらか一方が極端に目立つのではなくバックダンサーとしてのシンクロ性が求められ、厳しい練習を積んで心を一つにした末に成り立つ、華やかなコーラスラインの世界を描いたこの曲を、デビューシーズンにチョイスしたセンスが本当に素晴らしいです。フレッシュな二人の魅力が生かされていると感じます。

ちなみに、衣装は折原さんの作品です。コーラスラインの世界観を象徴する金色と、青のコントラストが素敵ですね。フリンジになったスカートが動くたび揺れるのもおしゃれです。

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続いて、FDの「ドン・キホーテ」。こちらも最初の動きから目が離せません。音楽が鳴るなり、振り返った二人がキラッキラの笑顔でジャッジサイドへと踊りながら向かっていきます。

これは2018-19シーズンのルール改正で新たに加わった「コレオグラフィック・キャラクター・ステップ・シークエンス(長い!略してChSt)」というエレメンツ。超絶ざっくり言うと、ジャッジサイドから逆サイド、もしくは逆サイドからジャッジサイドにかけて縦に移動すれば何しても良いっていう激ヤバエレメンツなんです(語彙力)。

これをプログラムの冒頭に持ってくることにより、今から私たちが滑りますよ!!とアピールすることが出来ますし、観ているこちらもオッ何か楽しそうなものが始まるぞ!と注目します。西山さんの中に共存する品と情熱、吉田さんの観ているものを虜にする愛らしさが存分に生かされた15秒間です。

FDの振り付けはロマン・アグノエル先生。あの世界王者カップルパパダキス/シゼロン組の振り付けも手掛けている名コーチ兼振付師です。うたしんのコーチをしている、クリケットのアンドリュー・ハラム先生もアグノエル先生に教わったことがあるという繋がりがあります。

個人的には、パパシゼと同門でイギリス代表のフィアー/ギブソン組の昨シーズン、今シーズンのプログラムのアグノエル先生の振り付けがすごく好きで印象に残っています。フィアギブも男性がシングル経験のあるカップルなのですが、その持ち味が遺憾無く発揮されているなと感じます。今シーズンのスケカナで昨シーズンのFDを滑ってくれたのでご覧ください。

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うたしんドンキの魅力はまだまだ続きます。冒頭のChStのラスト、ホールドでジャッジにアピールした後はツイズルへと向かいます。この間の、西山さんが吉田さんを持ち上げた後に吉田さんの手を交互に取りながら振り返る振りが気品溢れる表情と合間って絶妙。この振りのアングルはミントサマー版が一番好きです。吉田さんの温かい微笑みと上品な手先にも要注目です。

得意のツイズルは今回もバッチリ。RDとFDの違いの一つに、シークエンシャルツイズル(SqTw)とシンクロナイズドツイズル(SyTw)があります。アイスダンス用語はカタカナだらけだし長いし大変だ。何が違うかというと、後者、つまりFDの方はファーストツイズルとセカンドツイズルの間に接触する繋ぎがあります。うたしんの場合は一瞬の間に手を取っていますね。どちらかにミスが出てしまったら出来ない、極限の技です。シンバルの音に合わせて変化するポールドブラ(腕の動き)がバレエの要素があって良いですね。サードツイズルを終えた後に深いエッジで上体を下げる動きも絶品。

お次はダンススピン。スピンに入る前の西山さんの指先と表情の優美なことは語らずにいられません。ぴったり揃ったループ・ブラケットから、互いの手を取って入ります。最初の吉田さんがアップライトで西山さんがキャメル、二人の指先が重なるポジション、ロマンがあると思いませんか?これだけで私はキュンと来てしまいます。

しかもこの手の重なりはノールックで行われていることにも注目したいです。そこに手があると思って伸ばした先にちゃんと相手の手があるのです。組み立てのカップルはどうしても目視確認しないと相手の位置を見失ってしまいそうになりますが、彼らのこの辺の玄人っぷりが恐ろしいです。

次にシットからアップライトへ。ここは吉田さんのレイバック姿勢の美しさを存分に堪能できます。出のところで西山さんがインイナバウアー、手を取って吉田さんがウィンドミルをするところも良いですね。最後のコレオツイズルでは吉田さんがインイナバウアーですから、この振りとの対称性も感じられて興味深いです。

その後、アラベスクスパイラルの吉田さんを西山さんが追いかけるような動き。何かの要素に見えますがこちらは繋ぎ。ランチセットで付いてきたデザートのミニプリンがめちゃくちゃ美味しかった、みたいなお得感があって好きです。二人の距離が縮まり、西山さんが吉田さんの背中を押して再びスパイラル姿勢に。ここの吉田さんの羽を動かすような腕のしなやかさが素敵。

回転しながら行うローテーショナルリフト(RoLi)、リフトをするパートナーがカーブを描くカーブリフト(CuLi)2つのリフトは1年目ですがどちらもレベル4。こちらも入りや出に工夫が凝らされています。バレエのドン・キホーテでも、見所にはアクロバティックなリフトがあるので、このFDはまさに氷上でパ・ド・ドゥを披露しているようです。カーブリフトでは西山さんがベスティスクワットイーグル(バレエでは2番のグランプリエですね)で腿に吉田さんを乗せているにも関わらずバジルのように爽快な表情をしているところに心掴まれます。

曲調が変わってワンフットステップシークエンス(OFSt)。接触なしでそれぞれが片足でターンを行います。ここの音楽に合わせた一歩一歩のターンの伸びやかさが最高。これがクリケ仕込みのスケーティング。

離れて滑っていても二人の距離が遠ざかっていかないので、その後コーダに曲が変わった後、無駄な移動なしにすぐホールドに戻ることができます。ここ、ダンス経験の長い吉田さんが西山さんの動きをよく見て位置調整しているんじゃないかなと個人的には予想しています。

そしてお待ちかねのミッドラインステップシークエンス(MiSt)。初めて彼らを見るお客さんからも手拍子が湧きます。次々と変わるホールドの形が視覚的にとても楽しいです。それから長辺を二人で顔を見合わせながら駆けていくような動きでいよいよ物語はクライマックスへ向かいます。

最後は前述のそれはそれは最高なコレオツイズル(ChTw)で締めます。コレオエレメンツに関しては比較的自由度が高いので、それぞれのカップルの味の見せ所ですね。うたしんももちろんここで思いっきり個性と魅力をアピールします。この大会ではGOEで+5をつけたジャッジがいました(同意の握手)。ローカル大会とはいえ、ジャッジの心を掴んだことには変わりないです。

そんなわけで、うたしんは初の国際大会で表彰台目前の4位という結果を残しました。

North York Summer Skate

2019-08-16

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RD:第6位 43.80点(TES24.88・PCS19.92・Ded-1.00)

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FD:第4位 76.89点(TES40.69・PCS36.00)

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総合:第5位 120.49点(TES65.57・PCS55.92・Ded-1.00)

カップルとして更に強くなる大事な一歩。

第三戦はノースヨークサマースケート、略してNYSA(NYSSじゃないんですね)。こちらもスケートオンタリオのセクショナルシリーズのうちの一戦です。

RDでは冒頭、二人の奥に見えるクリケットのトレイシーコーチの眼差しが温かくてほっこりします。

ツイズルに入る前に西山さんが氷に引っかかりスタンブル、その後立て直すも吉田さんが転倒するというミスが出ました。

しかし、そこで終わらないのが彼らのすごいところです。その後のパターンダンス(全組同じリズムで同じターンをする、リズムダンスの肝ともいえるエレメンツ)である「ティータイムフォックストロット(TTF)」の第一セクションではキーポイント(きちんとターンができているかチェックされるポイント。今シーズンは1セクションにつき女性2つ・男性2つの計4つのキーポイントがある)で4つ全てYes(正しく実行できた)のYを獲得しました。プロトコルのYYYYが眩しく輝いています。

レベル4のYYYYを獲得したのはこの大会に出場した全組の中でもうたしんともう1組(RD2位でした)だけです。後に開催されたジュニアグランプリシリーズを見ていても、上位カップルでさえパターンダンスは中々レベルを取るのに苦戦していましたから、この結果は彼らにとって誇れることだと思います。

TTF終わった後、RoLiの前の「Do! I! Really have to mention」という歌詞のところでリズムに合わせて顔の向きを動かす振りが加わり、ミントサマーからさらに一段とパッション溢れる仕上がりになりました。

今回は最後まで明るく着実に滑りきった二人の精神力に拍手、こちらも勇気をもらった演技でした。

余談:ティータイムフォックストロットというどこからどう見ても可愛らしいパターンダンスのお名前ですが、これはポーランドのカリシェク/スポディレフ組が15-16シーズンに滑ったSDのフォックストロット部分「二人でお茶を」から採用されたステップなのです。こんなチャーミングなステップの元ネタが素敵じゃないはずがないのでこちらもぜひ…!

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FDでは自慢の美麗ツイズルが復活。二人の距離はミントサマーより縮まり、フリーレッグの角度もさらに揃ってきたように感じます。

FD自体の魅力については先ほど述べたのですが、NYSAならではの楽しみ方で言うと、1曲目の終わり、二人が揃って斜め上を見上げる時の二人、そしてスピンに入る前の吉田さんの表情がよく見えるのがお気に入りです。

繋ぎのスパイラルの後、ミントサマーでは片手をついてしまった、西山さんが膝をついて吉田さんの手を取る振り付けも重心の置き方を修正し、ロマンチックに仕上げています。

RoLiに入る前のただのフォアクロスといった動きでも、その優雅さにため息が出るほどうっとりしてしまいます。

プロトコルを見ると、最後のChTwが無得点となっています。コレオツイズルには「最初のパートで両者が同時かつ非接触状態で最低2回転移動しなければいけない」という決まりがあるのですが、同時という点と回転数が満たず引っかかってしまったのが原因だと思われます。確かに、よくよく見るとツイズルの入りが少しズレてしまっているのと回転数が足りないように見えます。

とはいえ、全体的にはRDのミスを取り返す圧巻のパフォーマンスで、RDから順位を一つあげた5位フィニッシュでした。うたしんの底力を見た試合でした。

JGP第2戦レイクプラシッド

2019-08-30

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RD:第6位 56.43点(TES31.83・PCS24.60)

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FD:第5位 83.32点(TES44.95・PCS38.37)

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総合:第6位 139.75点(TES76.78・PCS62.97)

世界中を虜にした初JGP

ついにこの日です。ISUの国際大会デビュー!まだ全日本ジュニアなどの国内主要大会の出場経験がないながらジュニアグランプリシリーズにエントリーされたことは、彼らへの期待の大きさを物語っています。やはり、Youtubeライブ配信で多くの人に見てもらえ、点数も記録に残るというのは大きなことだと思います。

この大舞台でも彼らは素晴らしい演技を見せてくれました。そろそろ文章を読むのも疲れてきたと思うので(とっくのとうに疲れてる?ごめんなさい…)、ここからは気分転換にgif画像でRDを見てみましょう〜

注:しばらく筆者の語彙力と偏差値が低下します

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二人で顔を見合わせてから手を広げる。登場からすでに美しい。

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173cmと153cm。二人の身長差が織りなす最高にキュートなスタートポーズ。

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ここで心を掴まれた人も多いはず!

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西山さんのキレもさることながら、個人的には吉田さんがふふっ感じで肩をすくめる振りが好きです。

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はい加点加点加点!ツイズルの獲得点は出場組中トップ。

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セカンドとサードの繋ぎの指をクイッとするのもいいよね。真似するときは壁に手をぶつけないように。

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ワタワタ。いやもうかわいすぎるでしょ。

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肩トントン。ここだけでご飯三杯はいける。

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動くたびにティンカーベルの粉が舞うように見える。

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投げキッスいただきました。

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こんな愛らしいコーラスさんたちいます??

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ハットを被ります。ここ西山さんがとにかく楽しそうでこちらも思わず笑顔になります。

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これがTTF第1セクション、最初のキーポイントの後半部分。3拍のRBOからワイドチョクトー、女性がツイズル。

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筆者が勝手にTTFの1番の見所だと思っている、ミラースイッチングジョイフルポップスセクションカップルごとに手や視線の使い方で個性が出て楽しいです。

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TTF第1セクション二個目のキーポイント。クロスロールからスイングロッカー。ギュイーン。

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こちらはTTF第2セクション最初のキーポイント。スリーとクローズドモホークでくるっくるっと。

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TTF第2セクション二個目のキーポイント。RFOに3拍乗ってからブラケット、女性がホールドして男性がツイズル。

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ここの手!表情!!

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吉田さん、リフトの時ためらいなく乗っていくので見てて気持ちいいです。

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最後は可愛らしくフィニッシュ!

…はい。gif画像ってチカチカして逆に目が疲れますね。申し訳ありませんでした。ブログのファイル利用量を圧迫し始めたので文章に戻ります。

FDの方は吉田さんの衣装がNYSAから変わりました。こちらもRD同様折原さんの作品のようですね。肩の細やかな装飾が可愛らしくてお似合いです。

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演技前に西山さんが吉田さんを鼓舞するかのように手をギュッっと握るのがアツい。ChStのアングルがこれまでの大会と違って正面だったのが最高でしたね。二人の表情や四肢の揃い方までよく分かります。

ミントサマー・NYSAでバランスを失いかけた箇所の修正もお見事です。

あとは何と言ってもバジルがキトリの前で跪く振りの時の吉田さんの表情!吉田さんがその後ツイズルする時の西山さんの表情!!これに関してはレイクプラシッドに勝るアングルはありません。

MiStの時の手の使い方のキレも増し増しですね。ステップの終わりのジャン!に合わせて、上から手を前後に開くところは、ミントサマーから見比べると、直前にはっきり頭を下に入れてから上げることで動きをより大きく見せる工夫が施されています。

NYSAで無得点になったChTwも今回は認定。加点を獲得しています。最後のポーズはよく堪えました。ご愛嬌!

この大会で、海外のファンも一気に増えた印象です。また、JGPの解説者として有名なテッドさんも、二人のことを「That was absolutely charming, but not only charming……but good skating skills, speed in which they covered of the ice, posture, the unison...(非常に可愛らしい、でも可愛らしいだけじゃなく、優れたスケーティングスキル、リンクカバーのスピード、姿勢、ユニゾン…)」とコメントしていました。

うたしん初のジュニアグランプリシリーズは13組中6位と大健闘でした。この結果を受けて、JGP第7戦にもエントリーが決まりました。

JGP第7戦エーニャ/ノイマルクト

2019-10-3

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RD:第7位 54.92点(TES30.89・PCS25.03・Ded-1.00)

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FD:第6位 85.48点(TES46.91・PCS39.57・Ded-1.00)

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総合:第6位 140.40点(TES77.80・PCS64.60・Ded-2.00)

自己ベスト更新、充実の2戦目。

JGP2戦目です。この間に、西山選手はシングル選手として日本で東京選手権に出場し2位になっています。体力すごい。ちなみに筆者は現地観戦してシングルの西山さん沼にも完落ちしました。このことまで語るとただでさえアホみたいに長い記事がもっと長くなってしまうので今回は割愛します。

私はこのエーニャの会場が大好きで、なぜかというと自然光が入るリンクだからです。ちょうどこの演技が行われた時間は夕方ごろでして、差し込んだ夕日とうたしんの放つ陽オーラの相乗効果で神がかって見えました。

RDはレイクプラシッドから振り付けがいくつか追加されました。

  1. 冒頭の動き、吉田さんを指差した後の西山さんがピョコと跳んで駆け寄っている
  2. TTF第1セクションで「One smile and~」という歌詞に合わせて西山さんが一本指を出している
  3. TTF第1セクションの終わりで、レイクプラシッドの時はずっとホールドしていた手を、一旦離してから再び繋いで開いている(伝われ)
  4. TTF第2セクション入ってすぐのイナバウアーでハットをかぶる仕草をしている

もしかしたらこの他にもまだまだあるかもしれません。この2戦の間にはかなりブラッシュアップポイントが見られるので、ぜひ見比べて探してみてください。

手の振り付けが増えたということは、それだけ足元に余裕が出てきたのかな思います。転倒こそあったものの、演技構成点はレイクプラシッドに比べ上昇しているのが一つの証拠ではないでしょうか。

FDも素晴らしい演技でした。ツイズルにはもはや貫禄さえ見えるほどで、元々質が高かった三笠宮杯の頃と比べてもびっくりするくらいシームレスです。

繋ぎでの転倒、西山さんにとっては苦い思い出かもしれませんが、ファンとしては吉田さんの冷静かつ温かい包容力とそれに応えるかのようにすぐさま立ち上がり演技を再開する西山さんという二人の姿にうたしんの魅力をまた一つ見出しました。

吉田さんはどんなことがあっても演技中、いや演技外でも笑顔を絶やさない女神のようなお方で、とても素敵だなと思うのです。この大会ではキスクラでも西山さんに対し笑って「大丈夫」と声かけする吉田さんの姿がありました。二人は支え合ってこの演技を作り上げているのだなと、胸が熱くなった瞬間です。

FDもレイクプラシッドからPCSが上がり、総合得点140点突破。RDから順位を上げ、6位入賞です。

JGP第2戦と第7戦共に入賞という結果を受けて、ジュニアグランプリシリーズでの獲得ポイントランキングはアジア勢最高の20位。ユースオリンピックにおける日本のジュニアアイスダンス枠が0から1になりました。彼らが一から掴み取った、立派な立派な功績です。

西日本ジュニア選手権

2019-11-3

RD:第1位 59.06点(TES33.72・PCS25.34)

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FD:第1位 91.30点(TES52.00・PCS40.30・Ded-1.00)

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総合:第1位 150.36点(TES85.72・PCS65.64・Ded-1.00)

うたしんが更に強くなって帰ってきた!

彼らにとって三笠宮杯以来の日本の大会。ちなみにこの前の週に行われた東日本ジュニア選手権では再びシングル選手として西山さんが出場し5位に入り全日本ジュニア出場を決めました。すごすぎる。

RDは見事にGOE加点しかないプロトコル。自己ベストを更新しました。スポニチのインスタグラムにアップロードされていたお写真からは、多幸感がそれはそれはヒシヒシと伝わってきます。

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このポーズ、二人の指先を延長させると繋がって一つの輪っかになるように見えて、なんだか神秘的にも感じます。

FDはリフトの制限時間に引っかかって減点1となりました。

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こちらはツイズルのお写真です。ジャッジ全員からGOE+3の加点をもらいました。腕・フリーレッグの角度、指先に到るまで全てが揃っています。PCSではついに40点を突破。

この大会では国内参考記録ながら、総合得点は本格的な初戦となったミントサマーに比べ、11.38点上昇と飛躍的に伸びています。この1大会ごとに進化していく姿も、うたしんの見ていてワクワクする要素の一つです。

全日本ジュニア選手権

2019-11-15

RD:第1位 57.49点(TES32.37・PCS25.12)

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FD:第1位 90.06点(TES50.46・PCS39.60)

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総合:第1位 147.55点(TES82.83・PCS64.72)

声援を力にして、初のチャンピョンに。

ついに全日本ジュニア。世界ジュニアの代表が決まります。3日間開催だったのですが、1・2日目がダンス、2・3日目が男子シングルという日程だったため西山さんは皆勤賞です。筆者はFDのチケットは取れなかったのですが、チケットの要らないRDは観戦できました。

ツイズルではセカンドで少し軸が傾くも冷静に修正。GOEはプラスに納めました。生で観ると距離はカメラで映すより遠いはずなのに、二人の表情、手足の動きがとても大きく見えた記憶です。この日の競技時間はたった15分だけなのですが、会場にはファンの方も大勢駆けつけました。

西日本ジュニアではRDのプロトコルが特に美しかったですが、今大会はRDより要素の多いFDの方で、GOE加点しかない綺麗なプロトコルになりました。JGPからの変更点といえば、CuLiで真上を向いていた吉田さんの視線がジャッジの方に向いたことでしょうか。より「私たちを見て!!」という積極的なアピールに繋がっているなと感じました。

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RD・FD共に1位で結果は初出場初優勝。世界ジュニア、そしてユースオリンピックの日本代表に選ばれました。

それから、二人は全日本ジュニア金メダリストカップルとして、NHK杯エキシビション、そしてメダリストオンアイスにも出演しました。ショーのリンクというのは試合より照明も暗く、狭いため滑る条件としては決して良くないのですが、初めての出演とは思えないほどどちらの舞台でも非常に堂々としていました。

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さあいよいよ、次の試合はスイスのローザンヌで開催されます、ユースオリンピックです。

おわりに

さて、うたしんのプロフィールと出場した試合を振り返ってみました。

最後まで付き合ってくださった強者はいらっしゃるのでしょうか…?もしいたのならここまで読んでくださったことに感謝しかないです。

この記事で初めに述べた、うたしんとディズニーランドの共通点をここで振り返ってみましょう。

  1. 観るものに夢と希望を与えるパフォーマンス
  2. 確かな技術に裏付けされた華やかさ
  3. キュートでポップなパーソナリティー

一つ目について。ディズニーは訪れた者に夢と希望を与える場所ですよね。ではうたしんはというと、映像を観ていただいて伝わったのではないでしょうか。どんなことがあった日でも、彼らの演技を観ていると不思議と幸せな気持ちになるのです。それは彼らの表情や動きによって作られる、「ダンスを心から楽しみ、それを伝える心」によって生まれるオーラなのだと思います。

二つ目について。ディズニーはキャストの質の高さと徹底したホスピタリティでそのアミューズメントを支えています。うたしんは、試合内容でご紹介した通り、ただ楽しいだけではない技術面の強さがありますね。

アイスダンスには表現力だけでなく、レベルやPCSに関わる高い質のスケーティング、エッジのコントロール、氷上で思い通り踊るためのブレない強い体幹、しなやかさといったフィジカル面でもありとあらゆる要素が求められます。二人が共有する基礎のスケートの上に、日々の練習を通して着実にスキルを積み上げていった結果が、あの素晴らしいパフォーマンスなのではないでしょうか。

最後については、なんかそれっぽい書き方してみましたが要するに「うたしんかわいい!!」ということです。だってもう…かわいいでしょ?

二人はテーマパークそのものでもありながら、同時にお客さんを楽しませるアトラクションでもあり、キャストでもあり、キャラクターでもあり、さらには夢を描く来場者でもあると私は思うのです。

今回二人が出場するユースオリンピックですが、4年に一度の舞台なだけでなく、フィギュアスケートに関しては2003年1月1日〜2005年12月31日に生まれた選手(ペア・アイスダンスの男性は2001年1月1日〜2004年12月31日)しか出れないという厳しい年齢制限があります。

その中で出場できるこのうたしんという素敵なカップルを、是非この記事を読んでくださってる方と一緒に応援したい。

ルールが分かればもちろん良いけれど、そうでなくてもまずは「なんか揃ってて綺麗だな」「笑顔で踊ってて楽しそうだな」というところからアイスダンスを観て、感じて、楽しんでみませんか?

うたしんは、滑るディズニーランド、そして日本アイスダンス界の希望です。

最後に、JGP第2戦の時、二人のコーチであるクリケットのトレイシー・ウィルソン先生がうたしんについてインタビューに答えた際の言葉を引用して終えたいと思います。

“Shingo’s [Nishiyama] experience is all in singles, so this is the first time he’s ever danced. Utana [Yoshida] did very well in Novice in Japan. They just started six months ago. He had his first-ever dance competition this summer. They did two competitions in Canada – local events – to get ready for this. They are just so happy to have found each other. It is a gift for both of them.”

シンゴはずっとシングル選手。だからアイスダンスはこれが初めてでした。ウタナは国内のノービスで活躍していました。彼らはたった6ヶ月前に始動したのです。シンゴはこの夏、初めてアイスダンスの大会に出場しました。彼らはJGPの試合に向けて、カナダで2つのローカル大会に出場しました。二人が巡り会えたことはお互いにとってとてもハッピーなこと。天からの贈り物なのよ。

ice-dance.comより